2020年7月21日 日本三景の日 Ver.ミニーズ
2020年7月21日
この日のお昼頃。聖美宅よりかけられた電話での会話。
イリス「……あっ、もしもし。先日話したイリスだけど」
留音『ん? 何?』
イリス「先日の事、調べてみたの。やっぱり魔法界では稀に見られる現象みたい。それで、いくつかのパターンはあったんだけど、まぁ割合が多めなのは"召喚"ね。それから転生や、実はみんな本人で記憶がすげ替えられている、というものもあるみたい。これは私が呪術破りや混乱解除の魔法をあとでかけてみればわかるかもだけど……」
イリスはマジックスクロールに自動書記魔法で書き記してた内容を指で追いながら、電話の向こうにいるリンコ(留音役だった女優)に話している、つもりだ。すっかりまだ最終回が続いていると思っているらしい。
留音『……ほぉ』
だがまぁ、当然電話を取っているのは留音である。声が同じなので気づいていない。
イリス「うん、まぁそういうわけで、色々試してみましょう。あとで行くからみんな待機させといて。こうして状況が動いたんだから、きっと何か手立てが増えたはずなのよ。まぁ、いい加減心配だし、ね……」
世話は焼けるけど自分がやらなきゃ、という想いを声にするイリスだが。
留音『いや、大丈夫だよ。っていうかもうみんな帰ったし』
イリス「……ぇへん?」
留音(るね『そうかそうかー、心配してくれてたんだなぁ。全然余裕で帰ってきたよ』
ということがあり。
イリス「んもぉー! 信じらんない! なんで言わないの!? 普通帰ってきたら真っ先に言わない!?」
聖美「ま、まぁまぁ……」
イリス「信じらんない。あーもう信じらんない! しかもあいつら勝手に二年目初めて、不定期更新ってことにするから今日は休みだーとか言い出すし!」
アンジー「あっ、まだ続くんだねっ、このシリーズ……日めくりではなくなるんだ」
イリス「そうらしいわよ! 全然伝わってきてないけどね! こっちは結構頑張って資料あさって進歩するように努力してたってのに……!」
聖美「でも毎日じゃなくなるんだぁ……ちょっと寂しいなぁ……」
イリス「そうよ! 勝手に日めくり辞めてるの! それに留音ったらこんなことも言ったのよ!!」
留音『あ、そうだ。お前達も今日休んでいいからなー。昨日不定期だって言ったのに今日も日めくりやってたらなんか結局毎日更新になりそうって思われそうでちょっとやだし。たまには休みたいじゃん?』
イリス「知るかぁ! 事前にお知らせしてよ! もうやってんのよこっちは!!」
アンジー「あはは……でも丁度いいかもしれないよ?」
イリス「……何が?」
アンジー「ほら、今日ってみんなが初めて日めくりをした日だし、ボクたちだけでやれば塗り替えられるかもだよ?」
イリス「それはいいわね……よし、聖美ッ、今日の記念日はっ?」
聖美「五人少女ちゃんたちは去年日本三景の日やったね。といってもやったのは西香ちゃんだけだけど……あとは神前結婚……」
イリス「いいわね! 日本三景の日、掠め取ってやりましょう! 聞いたこと無いけど! 私達が新しい日本三景の日をやって奴らの功績を塗りつぶす! ぞんざいに扱われた復讐よ! どんな記念日か知らないけど!」
アンジー「お、おぉー……でもみんなの初めての日めくりをボクたちが出来るっていうのはいいかも……」
聖美「よぉーっし、じゃあ早速日本三景の場所を調べて観光めぐりかなっ!」
イリス「焦らないで聖美。そんなの去年やってるでしょう。それよりももっと良い三景があるわ。ほら、三といえば?」
アンジー「ま、まさか……」
聖美「三といえば……」
イリス「そう。私達よ! 日めくり2年目の初日を奪い取った真の2年目主人公のミニーズは3人! それにどう? 聖美は可愛いし、アンジーも可愛いし、あたしもまぁそこそこ外見には気を使ってるから三つの景色としてふさわしいと言えるでしょう。まさに最初の記念日にふさわしいスタートね……あたし達の記念日から始まるとは!」
アンジー「あ、あのね、それ……」
聖美「西香ちゃんがほとんど同じこと言ってたの、去年……まさに自分が三景だって……」
イリス「……ぎゃーッ(どかーん)」
というわけで本日の日めくりはお休みです。




