2020年6月30日 ハーフタイムデー
2020年6月30日
衣玖「今日は6月の終わりってことで1年の折返し。ハーフタイムデーっていうんだって」
留音「へぇー……半年……」
真凛「半年の感覚は全くありませんねぇ」
西香「わたくしたちにとってはほぼ1年という感覚ですからね。始めた日の関係上」
衣玖「ちなみに、残すところ後20日か……」
西香「ようやく終わるんですのね。わたくしのファンが全然増えない無駄としか思えなかった企画も」
真凛「全然無駄じゃありませんよぉ。ミニーズさんも含めてみんなファンアートをもらえましたしぃ^^」
西香「だから無駄だっつってんですの」
衣玖「西香にはそうかもね。もらえてないし」
西香「(チッ……)」
留音「かわいそー。で、衣玖。終わり方は考えてるのか?」
衣玖「特にまだ無いわね。しれっと普段通りに終わらせるか……ちょうど夏休みに入る時期でしょ。私達も夏休みだーって終わる?」
真凛「ちょっと可愛いかもしれませんね^^」
留音「でも盛大に終わるのもいいよなー。実は何か大きな事件の裏があって、みたいなさー」
衣玖「また長編みたいなのやるの? 流石にそうポンポンと私達が負けるような敵出てこないわよ」
留音「それが問題なんだよなぁ」
真凛「あっ、青春っぽく大喧嘩してみんな離れ離れになるとかどうですか!? それが解決して大団円みたいな!」
衣玖「あーそれいいかも」
西香「みなさんを殺害する役でしたらいくらでもやりますわよ」
留音「なぁ、もしかしてこうやって会議するのよくないんじゃないの? ここで出た案採用してもなんか……」
衣玖「確かに」
真凛「でも……どうやって終わるんでしょうねぇ、1年の締め……想像つかないですよぉ……」
衣玖「まぁ、でも終わるからね。心の準備はしておいてね」
留音「やー、これだけ終わる終わるって言われてるとホントは終わんないんじゃないのって思っちゃうなぁ」
衣玖「……余計な事言わないで、どっちにも転びにくくなるから……」
西香「わたくし、もう1年は無理ですわよ……」
真凛「どうなるかなぁ^^」
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アンジー「聖美ちゃん待って!! ダメだよ!」
聖美「ど、どうしてっ? 私はただ……」
イリス「聖美……またなの……?」
というわけで今日も暴走モードの聖美……?
アンジー「聖美ちゃん、今日はリンパの日。わかってるよ、その手に持ったマッサージオイルを使ってみんなにリンパマッサージをするつもりでしょう!」
聖美「う、うんそうだけど……ただのむくみ解消のマッサージだよ?」
美少女たちの健康を促し、むくみなどのケアも行いたいという気持ちでマッサージ用オイルを手にしている聖美。しかしアンジーはビシッと止めた。
アンジー「ダメ! リンパマッサージってすごく際どいところまでやるって知ってるよ! 今日は行かせません!」
イリス「際どいところ……?」
聖美「えっと……?」
アンジー「ボク知ってるよ! リンパっていうのは色んな所にあるから、マッサージするって言って、すごく奥のところまで触って、これ本当にマッサージなの? ってなって……そういうことはもっとおとなになって、別の媒体じゃないとダメだよ!」
聖美「あ、あの、アンジーちゃん……? 私は本当にただのマッサージを……」
アンジー「だめだってばー!」
イリス「何の話なのかわからないけど……今日はアンジーのほうが様子がおかしいような……」
聖美「あの、わかったよ、じゃあ最初にアンジーちゃんにするよ。そこで変なことじゃないって証明するから……」
アンジー「だ、だめー! そう言って変なマッサージするってボクこの前読んッ……あの……」
イリス「読ん……? 何かを読んだの?」
アンジー「あっ、違っ……」
ちなみにアンジー姉の部屋にあった漫画だそうだ。
聖美「アンジーちゃん……? 大丈夫? 安心してよ、変なことじゃないし、私もよく自分でやってるから。あ、もちろんイリスちゃんでもいいよ。アンジーちゃんは見ててもらえたら普通のことだってわかるから」
アンジー「う、うわわわわ……」
イリス「聖美が一人でよくやってるあのマッサージの事? やってくれるの? それじゃあ頼もうかしら。オイルを使うなんて本格的よね」
聖美「薄着しててちょうどよかった。夏場は水分よく取るし、梅雨時はむくみやすいから、リンパマッサージっていいんだよぉ」
アンジー「うわわわわわわ……!!」
その後は普通に腕やふくらはぎをマッサージする聖美。アンジーもしばらくしてようやく普通のマッサージであることに気づいたようだ。
今日は珍しくアンジーがやらかした日。




