2020年3月2日 ミニの日 ミニーズが五人少女入りを果たしていたらIF
2020年3月2日
ミニーズ。12月2日より登場を始めた五人少女のライバル的存在。彼女たちの目的は細かくはそれぞれ違うが、誰もが五人少女を超えるために切磋琢磨しているのである。
しかしそんなミニーズ達……まだ明確に勝利を収めたとはいい難い。
イリス「何故かしらね……どうしてあたしたちは奴らに勝てないのかしら……」
アンジー「美少女力では……正直かなりいい勝負してると思うんだ。五人少女ちゃんたちは一部マイナスに振り切ってる部分あるし……」
聖美「も、もちろんみんないいんだけどねっ……でも私達が五人少女入り出来ない理由って思いつかないっていうか……」
はぁ、と三人は悩んでいる。
イリス「あたしは別に、入るっていうか……こっちに吸収して真・五人少女みたいな感じでもいいと思うんだけど」
アンジー「ボクはもっとアイドル的な活動を広げていきたいっていうかぁ……もっとみんなの可愛さを引っ張って、世界一可愛いキャラ達の筆頭になりたいし、なれると思うんだけどなぁ」
聖美「みんなと一緒に住んだらどんな風になるんだろぉ~……」
と、いうわけで。ふぁんふぁんふぁんふぁんふぁ~~~~ん(妄想に入る音)
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アンジー・IF ~男と意識されて変な感じになる~
アンジー「ねぇ見てみて真凛ちゃん、新しいお洋服買ってきた~」
アンジーは可愛らしいトップスを広げて真凛にアピールした。
真凛「あっ、可愛い~! アンジーさんは本当にお洋服のセンスがいいですね~っ」
アンジー「可愛いでしょ? 早速着替えてみるね~!」
真凛「楽しみです^^」
その場で脱ぎ始めるアンジーにぎょっとする真凛。
真凛「こ、ここで着替えるんですかぁっ?」
アンジー「うん。だめだった?」
真凛「へ、部屋で着替えたら……」
アンジー「別に上だけだし……見られて減るもんじゃないし?」
真凛「あ、で、でも突然誰か来たりしたら……」
アンジー「何を心配してるのぉ? ボクが男の子ってわかってるよね?」
真凛「うー……わかってるから変な感じになるんですよぉ……」
アンジーは構わず上着を脱ぎ捨てて、華奢な体で新しい服をキャッキャと持ち上げている。その様子を見ている真凛に、挑発するような視線を向けて言った。
アンジー「あーっ。真凛ちゃん、ボクの体気になるんだ~」
真凛「本当に男の子なんだと思って~……うぅ」
アンジー「あはは、顔赤いよぉ?」
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聖美・IF ~スーパープロデューサー聖美~
聖美「西香ちゃん! どこー!?」
西香「(ひぃっ……まだ探してますわ……)」
聖美は家中探し回って、隠れている西香を見つけるためにタンスを開けたりゴミ箱をあさったりしている。
聖美「こっちから西香ちゃんの匂いがする……」
西香「(なんなんですのこの方ぁっ……)」
聖美「ねぇねぇー! 西香ちゃん! きっといいことだから! みんな喜ぶからぁー!」
西香「(絶対イヤですわ……わたくしが売り込み活動など……っ。あの方は一体何を考えてるんですのっ!)」
聖美「隠れてないで出てきてよ~! ……まぁすぐに見つけるんだけど。ふふ」
西香「(怖い怖い……聖美さん怖い……あの方ったら、わたくしがいくら理不尽と屁理屈で攻めても懇切丁寧にわたくしのためって言いながらおせっかいを……)」
西香は聖美に長い長い説得をされていたのである。ファンクラブがあると言えば、ちゃんとファンに感謝しているのか。何かサービスの還元はしているのか、ファンを増やす努力は何をしているか、などなど。西香にとってとても耳が痛いような事を何度だって丁寧に説明をしてくるのだ。
西香「(もう嫌ですわ……わたくしは自由な鳥……誰にも縛られずにやりたいことを……)」
聖美「みぃつけた……ふふふふふふ」
西香「きぃぃやああああああああーーー!!」
聖美「ほら! じゃあまずはファンクラブに行って、ファンの人達に適切なファンクラブ費用と、費用に見合ったサービスの提供が始まることを言いに行こう!」
西香「嫌です! 嫌ですわ!! わたくし楽がしたいの! この費用でもちゃんと信者は信者のままですからぁ~!」
聖美「だめだよー。だって月会費、まるまるイベント無しの月もあるのに払ってもらってるんでしょ? ちゃんとしなきゃー」
西香「誰か助けて~!」
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イリス・超IF ~留音とハイパー仲良くなっていた!~
イリス「ねぇルー。今日は何もしないの?」
イリスはリビングでゲームをしている留音に近づき、横からそう尋ねた。
留音「ん? 別に無いけど。暇なのか?」
イリス「別に。なんとなく聞いただけ……じゃああとでちょっと出かけない? 別に絶対行きたいってわけじゃないんだけど……」
留音「いいよ。ちょっと待ってくれるか、もうちょっとでセーブ行けるから」
イリス「まぁ急ぎじゃないし? のんびりでいいけどね」
それを聞いたイリスはふふんと、どこか勝ち誇ったように留音の隣を陣取っていた。そこへ衣玖が現れて。
衣玖「あら、ルー。今いい? ちょっと緊急で手伝ってほしいことがあるんだけど」
留音「ん、緊急? 別にいいよ。何するんだ?」
留音はいいよな?とイリスを一瞥し、イリスの承諾をとらない内に視線を衣玖に戻している。それにムスッとしたイリス、やや口調を強めて言った。
イリス「ちょっと衣玖。ルーはあたしが先約入れたんだけど」
その威嚇するような口調に、衣玖の方も不愉快さを覚えたらしい。
衣玖「……は? 何?」
イリス「用事はあとにしてよ。これからあたしと出かけるんだから」
留音「おいおい、イリスは別に絶対じゃないって言ってただろ、衣玖は緊急だってよ」
イリス「あたしのも緊急だし!」
留音「さっきのんびりでいいって言ってたけど……」
衣玖「じゃあいいでしょ。ルー、こっち来て」
留音「ん。セーブ……終わった。なんだよ?」
イリス「ちょっと! ルーはあたしと用事があるんだから! ちょっと先に知り合ってたからって自由に出来ると思ってんの!?」
衣玖「何よ。さっきからルー、ルー言って。そもそもそれ私だけの呼び方なんだけど……!」
イリス「ふっ、人の名前に著作権は無いの! ルーが紹介してた日めくりネタから得た知識よ! 残念でした!」
留音「随分古いところから来たなぁ……」
ちなみに7月22日分での日めくりで取り上げたものである。
衣玖「……前々から思ってたけど何なの? 私はルーとは小さい頃からの付き合いなんだけど。言っとくけどまだ出てきて3ヶ月のイリスとは付き合いの年季が違うわよ?」
イリス「知らないし! 因縁はこっちのほうが深いんだから!」
衣玖「大体……あなたが出てきてから私とルーの絡みが減ってるの! 最初はなんとなくタッグっていうか、長年の呼吸がある感じで行ってたのに!」
イリス「へへーん! それはあたしと! ルーの相性がいいから! 自動的にそうなってるのよ!」
衣玖「またルーって言った!! それ禁止!」
イリス「言うわよ! ルールールー! 何も禁止出来ないわよ!」
留音「なんなんだこいつら……ほら衣玖、用事ってなんなんだよ……緊急なんだろ?」
イリス「ちょっとぉ!」
衣玖「はい、ルーは私を選んだ。敗北を認めなさいイリス。ルーは私のほうが好き」
イリス「ぐっ、そ、そんな事ないわよ! ルー、あたしが緊急だって言ったらついてきてくれたでしょう!? 衣玖がのんびりでいいって言ったらあたし優先よね!?」
留音「知らねぇよもー。衣玖が大変そうにしてるからさぁ」
衣玖「いいえ。この際だからはっきりしてもらいましょうか。ルー、あなたまさか長い付き合いの私を裏切らないわよね。どうなの?」
イリス「一緒に居て楽しいのはあたしでしょ!? 戦いのライバルで、この前ゲームセンターでデートしてヘアゴムも買ってくれたし……!」
衣玖「遊んできただけでしょ。私は子供の頃からルーを知ってるのよ」
留音「もーめんどくさいぞー……」
イリス「はっきりしなさいよ!」
衣玖「そうよっ、凸凹コンビ、私のほうが楽しいでしょっ」
留音「なんで張り合ってんだこいつら……」
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イリス「うーん……まぁやっぱり、乗っ取りが良さそうかしらね」
アンジー「もっと可愛くなると思うんだけどな~、ボクがいたら」
聖美「うん……私を入れてくれたら……もっと良いユニットになるように頑張るのに……」
今日はミニの日。というわけでミニーズをこれからもよろしく、な日。




