2020年2月13日 日めくれ! ラジオ少女! 名字危機②
2020年2月13日
衣玖「今日は世界ラジオデー。国際連合放送開設記念日ということでね、私達も気合い入れて行ってみよー。日めくれ! ラジオ少女~っ」
聖美「わーっ」
真凛「わーわー☆」
衣玖「はいどうもー、始まりました日めくりラジオ。五人少女の衣玖でーす」
真凛「同じく真凛です☆」
聖美「ミニーズの聖美です!」
衣玖「というわけでね、ちょっと珍しいわね。それぞれ一人ずつ来てもらってまーす。はいよろしくねー。というわけで行ってみよう、日めくりふつオタのコーナーから」
聖美「はい! それじゃあ一通目、読ませていただきます!」
真凛「あはは、気合入ってる~」
衣玖「ヤル気十分ね」
聖美「えっと、日めくりネーム・歯車構成……モトコ?」
衣玖「素子じゃない?」
聖美「あっ、ごめんなさいっ。歯車構成素子はイカしたお皿な緑のアヤツさんからいただきましたっ。『皆さんこんにちは。皆さんには素敵な名前がついていますよね』……」
衣玖「(はっ、これはまずい……)」
聖美「『ところで今日は明治時代に誰もが苗字を名乗ることを義務にした令が布告された日なんだそうです。五人少女の皆さん、ミニーズの皆さんは頑なに苗字を公開されていませんよね。今日の記念日に合わせて、苗字をいよいよ公開してみるのはいかがでしょうか』……ということでしたー。緑のアヤツさん、お便りありがとうございますー!」
真凛「あー……ありがとうございます……」
聖美「私も気になるなー、みんなのフルネーム。あるんだよね?」
衣玖「前……9月19日の苗字の日にも言ったけど……本当に設定された苗字はあったはずなのよ。でもその資料はどこかへ消えて、私達には名前だけが残っている……名乗りたくても名乗れないというのが正直なところなのよね、前は色々言って収めたけど……」
聖美「ちゃんとフルネームで出てるのはイリスちゃんだけだねー」
真凛「そうですね~。イリス・フォンティーヌ……?」
衣玖「イリス・フォン・ルクレツィア・セーヌ・ラプソディね」
聖美「ねぇねぇ、この際だから今日の記念日に則ってみんなの苗字決めちゃおうよっ!」
衣玖「うーん……一応どこかに正解と思ってるから今まで踏み込んでなかったんだけど……でもまぁいいタイミングかもしれないわね。かつての苗字も平民のモノは適当に決めたケースが多かったみたいだし」
真凛「面白そー。じゃあわたしの苗字から決めて欲しいです☆」
聖美「真凛ちゃんはねー。イメージカラーが赤ピンクって感じだし、可愛いのがいいよね。桜咲とかどうかな?」
真凛「かわいいですー☆」
衣玖「じゃあそれで。私はデモンフィストか骸獅がいいな」
桜咲 真凛「かっこいいですー☆」
聖美「決定だねー!」
骸獅・D・衣玖「聖美は実は決まってるのよね。お家訪ねたときに表札見たけど、良い苗字よね。真凛とちょっとかぶっちゃってるけど」
聖美「私はいいよー! 次は留音ちゃんねっ。なんだろー?」
桜咲 真凛「では剛力さんというのはどうでしょう?」
衣玖「剛力……もっと強めたいわね。金剛阿修羅力にしない?」
聖美「金剛阿修羅力 留音ちゃんかー! 呼び難いけどかっこいいねー!」
桜咲 真凛「かっこいい~! 次は西香さんですけど、西香さんだけは三文字だったという情報だけは残ってるんですよね?」
骸獅・D・衣玖「そうね。西園寺がしっくり来ると思ったんだけど、確か前も同じ話してるわね、西園寺 西香では西に行き過ぎてしまうって」
聖美「じゃあ桐生院とか、水無瀬とかかな?」
骸獅・D・衣玖「普通に高貴っぽくて可愛いからちょっと嫌ね。もっとこう、存在罪とか、いやこれはつけあがらせる可能性があるわね。なんだろう……」
桜咲 真凛「うーん……邪魔者……?」
聖美「最下層っていうのあったよね?」
骸獅・D・衣玖「あっ、それでいいわね。最下層 西香。サイカサイカ。あとはアンジーよね。私は常日頃思ってるんだけど、アンジーって本名なの? イリスと違って普通の日本人よね?」
聖美「あ、うん。両親は二人共日本人だって。アンジーっていうのは芸名みたいなものって言ってたけど……五人少女オーディションに向けてつけたのかな? もう私達はアンジーちゃんって思ってるから本名聞いたこと無いんだけど……」
桜咲 真凛「なるほどなー。でもアンジーさんはアンジーさんですよね。アンジーさんの苗字も考えましょうー」
聖美「可愛いのがいいなー。やっぱりカタカナの名前がいいのかなぁ?」
骸獅・D・衣玖「ダンディ・アンジー」
桜咲 真凛「それはちょっとアレなんじゃないですかぁ……?」
聖美「あ、でもアンジーちゃん、あんなに可愛いのにたまにすごくかっこいいんだよね。そのニュアンスも入ったらいいよね」
骸獅・D・衣玖「アンジーって多分アンジェリーナとかアンジェラとかそういう名前よね。漢字をつけるならアンジェラね。結城アンジェラとか」
桜咲 真凛「アンジェリーナだったら……ハミルトンちゃん!」
聖美「どっちも可愛いね~。でもアンジーちゃんはアンジーちゃんかなっ」
骸獅・D・衣玖「そうね。アンジーはアンジーでいいわよね。というわけで、緑のアヤツさん私達のフルネームはそんな感じ。参考になったかしら」
聖美「この番組ではこんな感じで、常にお便りを募集してまーす。宛先はこちら『小説家になろう@KP-おおふじさんメッセージボックス。もしくは各部感想欄』よりお待ちしてまーす。じゃんじゃん送ってね~」
桜咲 真凛「はい、それではそろそろお別れのお時間が近づいてきましたね~」
骸獅・D・衣玖「なんだかんだで充実した回だったわね。そんなこんなで、今日の日めくれ! ラジオ少女! はここまで。今日のお相手は骸獅・D・衣玖と?」
桜咲 真凛「桜咲 真凛とー?」
聖美「私、聖美がお送りしました~!」
三人『まったね~!』
なお次の日には全ての苗字を忘れたそうである。
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ラジオ聴いてる人たち
イリス・フォン・ルクレツィア・セーヌ・ラプソディ「がんばったわね、聖美」
アンジー「うん、楽しかったー。(ボクの名前は秘密だけど)」
金剛阿修羅力 留音「楽しかねぇよ!! なんだあたしの名前は! かっこいいけどそうじゃねぇだろうが!」
アンジー「普段は隠れてるからいいんじゃないのー?」
金剛阿修羅力 留音「やだよ! 隠れてるからこそ可愛いのがいいんだろ!? 美少女的にはそうだろぉ?!」
アンジー「まぁたしかに……」
イリス・フォン・ルクレツィア・セーヌ・ラプソディ「じゃあどんなのがいいのよ?」
金剛阿修羅力 留音「そりゃ可愛いのだよ! あたしもラプソディみたいに可愛いのを名乗りたいぞ!!」
イリス・フォン・ルクレツィア・セーヌ・ラプソディ「え……っ?//」




