2019年12月30日 【ショート】日めくれ! ラジオ少女! お便り紹介『ララァの命日』
2019年12月30日
(前のラジオ中)
衣玖「はい、じゃあ続いてのお便りー。ラジオネーム、中学の時に世界のカレンダー的な本を買った赤いソイツさんからいただきましたー」
イリス「アヤツとかソイツだとか……」
聖美「すごーい! アヤツさん以外から届いた!」
アンジー「お便りありがとー♡」
衣玖「えーと『全然関係ないんですけど、ララァの命日って何日か知ってます? ちょっと調べると28日だったり30日だったりするのですが。』というわけでガンダムの話ね。ミニーズは知ってる? ガンダムって」
イリス「精霊魔法と関係あるもの?」
アンジー「違うよイリスちゃん、ロボットアニメだよ」
聖美「私知ってる、家族が見てて、私もちょっとだけ見てたよ」
衣玖「そう。リアルロボットの金字塔であるガンダムシリーズ第1作ね。それの主人公であるアムロ・レイ、ライバルのシャア・アズナブルの二人に、より強い因縁を与えた少女ララァの命日についての話題をいただきましたー」
イリス「はぁ……」
衣玖「ララァね。実際の登場話数はとても少ないんだけど、その後のガンダム作品のいくつかの宇宙世紀作品にまで影響を与え続ける存在となる少女でね。しかし命日か。12月31日に行われた星一号作戦のきっかけとなったソーラ・レイ照射の前であること、ララァ撃墜後にアムロは一度ホワイトベースに戻っていることを考えると時間の経過もなかなか見えてこないし……やっぱり29日前後としか言えないわね」
アンジー「なんか急に早口になったね?」
聖美「えっと、でもたしかララーって最近のガンダムにも出てきたよね?1作目じゃなかったような……」
衣玖「そうね。それは鋭い意見だと思うわ。ガンダム世界のニュータイプ解釈でいくと、肉体的な死を普通に考える死と同列に扱わない可能性もあるのよ。ガンダム作品では死んだ後にこそ肉体という仮面を脱ぎ捨てて、心と心で会話するという描写が多くて、そこで分かり合う、って描写も多いのね。であれば、わたしが思うにララァってシャアとアムロを縛ってか、それとも縛られてか、しばらくガンダムの世界に居続けたようなイメージなのよ。いち視聴者としても、単に過去の死んだキャラとは思えないほどの印象の強いキャラの一人でね、ちょくちょく白鳥のイメージで投影されるの」
イリス「白鳥ね。それでいくとやっぱり精霊に関係があるって事じゃないの?」
衣玖「実際、精霊という概念は近いものがあるのかもしれないわ。とはいえ、ララァが最後に成仏したのかなというシーンがユニコーンガンダムって作品で訪れるのよ。だから私の新たな解釈としては、まぁこじつけみたいになるけどね、一年戦争のU.C.0079の12月に肉体的な死を迎えたけど、本当の意味で存在の消失を迎えたのは、実際はU.C.0096なんじゃないか、という説を持って赤いソイツさんにお返ししたいところね。シャアを愛して、最後にシャアの器となった亡霊を連れて行く。シャアの亡霊にシャアが最後に知れたものを伝えてね」
アンジー「ふぇー……」
聖美「私そのシーン見たよ。アムロとシャーとララーがいたよね?」
衣玖「そうそう。ユニコーンガンダムって世代は離れてるし、後で考えられた作品ではあるけど、あれは宇宙世紀を総括するようなタイトルとして一年戦争との繋がりは深かったわね……というわけでね、赤いソイツさん。ちょっと長くなっちゃったけど、ララァについてはそんな感じかな。ユニコーンの方で明確な日付は出されてないから詳細はわからないけど、一つの説としてね」
イリス「精霊魔法になったのかもしれないし」
聖美「ユニコーンガンダム、かっこよかった気がするなー」
アンジー「衣玖ちゃん衣玖ちゃん、音響の人が手回してるよっ」
衣玖「喋りすぎた。はいそれじゃあ次行きましょ」
赤いソイツさんこと天理妙我さん、お便りありがとうございました。
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~~ジングル~~