2019年12月28日 【日常ショート】そわそわ
2019年12月28日
年末の近づく今日この日、晩御飯を終えてしばらく経った、夜から深夜にかけての時間。
留音「(なんか妙にソワソワする……年末だからか?)」
留音「(なんでだろ……普段なら一人で筋トレしててもこんなの感じることなんて無いのに)」
留音「(なんか身も入らないし)」
留音「(リビング行こ……誰かいるかな)」
リビングにて。
留音「(みんないるし)」
西香「あら。留音さん。珍しいですわね、晩御飯後の筋トレのお時間ではありませんの?」
留音「いや、早めに切り上げたんだけど……」
リビングでは西香と真凛とあの子がこたつに入ってテレビを見ている。見たい番組があるというよりは、ただ流れている映像を見ているという感じのようだ。
リビングに置いてあるパソコンには衣玖が座っていて、なにやらVtuberの配信を3窓で見ながら更に窓を作って作業をしているらしい。
留音「みんなも珍しいな、この時間に集まってるの」
真凛「一人でいてもなんか暇だなーって思っちゃって」
あの子「(..◜ᴗ◝..)」
留音「あたしも……いや、やりたいことはあるんだけど……なんかな。衣玖は何やってんの?」
衣玖「推しのVのマリカー大会見てる。熱すぎる」
留音「あぁマリカーね。いいじゃん、後でみんなでやる?」
あの子「(୨୧ ❛ᴗ❛)✧」
真凛「あっ! いいですねぇ♪」
西香「どれだけロケットを引けるかの運勝負ならわたくし負けませんわよ」
衣玖「よし、受けて立ちましょう。でもそろそろCリーグと決勝なのよ。これ見てからにしない?」
衣玖はなにか操作するとパソコンで見ていた画面をテレビに写し出した。
その後、みんなで大会の配信を見て、夜遅くまでマリカをプレイして、疲れた人から眠り始めて……。
いつの間にか留音の感じていたソワソワは消えていた。
そのソワソワはみんなが少しずつ感じていたものなのかもしれない。だからこうして自然と集まって、同じこたつに入ってあたたまりたいと思ったのか。
そんなショート。どうでもいい、ちょっとした話。
衣玖「(……明日は)」
留音「(何して)」
真凛「(遊ぼっかなー☆)」
西香「ぐー」
あの子「( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )」