2019年11月30日 あと一ヶ月
2019年11月30日
留音「いやー……もう11月終わるぞ。あと1ヶ月で今年も終わりになるんだなぁ」
真凛「そうですねぇ~」
衣玖「毎日色々あったからなんだかんだで早く感じるわ。これが始まったの7月だから、もう4ヶ月も経ってるわけだしね」
西香「ところで今日は雑談なんですの?」
留音「最近よくわからんのが続いたし。そうだなぁ、今年やり残したこととか、あとは今年中にやりたいこととか話すか」
衣玖「そうね、何かあったかしら……あっ、積みゲー消化?」
真凛「衣玖さん自分のお部屋のお掃除はぁ?」
衣玖「なんで?やり残してもいないしやりたいことでもないけど」
真凛「じゃあわたしはお部屋のお掃除ですかねぇ……」
衣玖「毎日やってるのに?」
真凛「未開拓の地がありまして……」
西香「じゃあわたくしですわね。ここはお金稼ぎですわ。もう少しお金が無いと、今は法の範囲内で好き勝手振る舞う事だけしか出来ませんからね。もっとお金を積んで早い内に上級国民になって法に触れても」
留音「待て待て、お前友達は?」
西香「……あっ。はぁ……人間ってすごいですわね。どんなに渇望していてもそれが無理だと深層心理で考えてしまっているものについては無意識の内に除外しているんですわ……そうですわよね、言うだけならただですもの。わたくし、お友達を作りたいですわ……」
真凛「でも惜しい時ありましたよ?努力していい人になれば友達出来るんじゃないかなぁ……」
西香「惜しい時?はて。しかし真凛さんも残酷な事をいいますわね。わたくしったらこんなに素晴らしい人なのに、これよりまだ更に努力をしろだなんて。わたくしは努力をせずにお友達が欲しいんですの」
衣玖「まぁ言うだけならただよね。ルーは?女子力を上げたいとか?」
留音「余計なお世話だよっ。ってかそれお前も言えねぇからな!?でもなんだろうな……意外と思いつかないっていうか、まぁ割とやりたいことやってた気がするよ」
真凛「実際そうなんですよね。だってわたし、そろそろお鍋がしたいなーとかですよぉ」
西香「皆さんお気楽でいいですわね。こちとら人生の命題を思い出してしまったというのに」
衣玖「うーん。このままじゃ締まらないわね。もっと絶対叶いそうに無いタイプのやり残した事とかやりたい事を言わない?彼氏欲しかったとか」
留音「冒険するなぁ。彼氏欲しいの?」
衣玖「今はいらないけど、子孫を残すのに細胞が必要なら一時的に欲しい時期は来るかもしれない、程度には考えてるわよ。でも私はこの頭脳のままのクローンが研究を引き継ぐのが一番効率的だと思うし」
真凛「あ、そういうぶっ飛び方でいいんですか?えっとぉ、じゃあわたしも常日頃考えてることがありましてぇ」
西香「なんですの?」
真凛「ほら、お空を見上げるとたくさん綺麗なお星さまがあるじゃないですかぁ、それこそ数え切れないような数の」
衣玖「あるわね」
真凛「あれがもしひとつも無くなったら、空を見上げた時にどうなるんだろうなーって。本当の真っ暗な空間が地球を包むのかなぁ。雲ひとつ無い夜の快晴に、見上げてそこに何も無いってなったら、人ってどう思うんだろうなー、程度は考えますねぇ~」
留音「ひょっとして宇宙まで掃除しようとしてる?」
真凛「そんなことないですけどぉ。でも結構塵で成り立ってる惑星って多いんですよね……」
西香「わたくしは女の子のお友達を二人作ることですわね」
衣玖「ルーは?」
留音「……マジカルワールドのお姫様になる……?」
真凛「あはっ☆かわいいです☆」
衣玖「優勝」
ちなみにあの子は年末も楽しくみんなと一緒にいられれば幸せだそうだ。
留音「ところで最近、なんか視線を感じないか?」
西香「なんですの?自意識過剰なだけでは?」
留音「うーん……気のせいかな。なんていうか……」
衣玖「何?動物の勘?」
留音「否定したいけどしきれないな。誰かがあたし達の事を見てる気がする」
真凛「見てるかもしれませんね^^」
バリバリの伏線。