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入学式...

桜が風に揺れる音は、川が僕こと富田 晴人の心を洗い、そしてそのまま新たな学び舎へと運んでいくようだった。今から始まる高校生活良いものになるような気がした。


生徒玄関から入り、教室の前に着く頃には教室の中からは賑やかな雰囲気が溢れ出していた。その雰囲気を受けて僕は心の整理をした。

(ここが僕が学校生活を送る場合か。まずは話せる相手をつくらないとな。まぁ同中のやつとか知ってい他校のやつを頼りに話していけばいいか。)

と、ざっとした作戦を立てて僕はドアを開けた。教室の中にいた人達の顔が一斉に僕のほうに向いた。

(あれ、知っている人いないんじゃないか?

ヤバイ...どうしよう。)

今更だが僕は自分から率先して友達をつくったことがなかったことを思い出した。まさか、少し遠い高校に来ただけなのに顔馴染みが一人もいないなんて思ってもみなかった。顔に冷や汗が出てきた。楽しい高校生活が始まるはずが、一転して寂しい高校生活が始まってしまう。


案の定、僕は誰とも話すことができずに入学式が始まってしまった。

(いやいや、まだ入学式が始まっただけだ。まだ、自己紹介とかチャンスがある。まだボッチが確定したわけじゃない。挽回できる...よね?)

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