表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/281

八十一話目 校内見学の日



 校内見学だ~、何て浮かれていたけど…。


 その前に、しっかり休み時間を挟んでいる訳で…。



「ねぇ、シエロ君。クィンタってどうやったらなれますか?」


「シエロ君って、プロクス先輩の眼鏡創ったんッスよね?どうやったらそんな魔道具が創れる様になるんッスか?」


「キヒヒ、興味深いねぇ…」


 因みに、上からアラン君、スミスさん、マジョリンさんでした。


 アラン君は、引っ込み思案の設定を何処に落として来たの?って言いたくなるほどグイグイ来るんですけど!?


 スミスさんは、眼鏡に興味津々だし、マジョリンさんに至っては生きたまま解剖されそうな気がするんですけど!!??



 って言うか、そんないっぺんに喋られても、誰から答えたらアワワワワワワワワ(焦)



「シェロ君が、っくった眼鏡ってぁれでしょ?金属で出来てて、目にかける格好ぃぃ魔道具」


「そう、それッスよ!エレンちゃん!!なんと、あの奇病患者の目が治って、ちゃんと見える様になるらしいッス!!」


「それ、本当!?目が見える様になるの!!」


 上からパーニャさん、スミスさん、デイビッド君。


 デイビッド君は、僕の真後ろの席だから、話しにすぐ混ざれたみたい。


「スミスさん、デイビッド君もさ…。悪いんですけど、治りはしないんですよ?少し補助をするだけで…」



「でも、見える様にはなるんスよね?プロクス先輩が自慢気に話してるのを聞いたことが有るッス!!」



 うん、兄さんは一度シメよう…。



「ん~。確かに、全く何もしない時よりは見える様になると思うよ?」


「それってすぐ作れる?やっぱり高価な魔道具なんでしょ?」


「シエロ君スゲーッス!!あの奇病は、名医も諦めるって話しッスよ?」


 2人とも、近い!


 デイビッド君に至ってはおでこ同士がぶつかってゴリゴリいってる!!


 痛いっ!近い!!痛いっ!!!



「で、デイビッド君はクラスメイトだし、席も僕の後ろだし、実験を兼ねても良いならお代はいらないよ?むしろこっちからお願いしようと思ってたくらいだか「実験ならバンバンして!?実験台にだって何だってなるよ!!」


 返事(レス)が早い!?


 まぁでもさ、そりゃそうだよね?


 あの兄さんでも泣くくらいだもん、お医者さんに見捨てられる程辛い事は無いよね?


 この世界色々発展してる癖に、何で眼鏡が無いわけ?


 時計や上下水道何かはある癖に!


 もう信じられない!!



「じゃあ、早速だけど、今日の放課後辺りにやってみよう?色々準備もあるから、出来上がるのは早くても明日になっちゃうけど…」


「何で魔道具がそんなに早く作れるんッスか!?オカシいッスよ!普通オーダーメイドの魔道具だったら、早くてもひと月は掛かるはずッス!!」



 えっ?寧ろそんなに掛かるの?


 どんだけ丁寧に作ったとしたって、一週間もあれば良いのが出来るんだけど…。



 あっ、そうか…、普通魔道具って言ったら装飾だったり、機能美だったり貴族が好みそうな物が多いんだっけか?


 僕の場合は眼鏡だし、最初から比べる物が違うんだね?



 って言うか、ブロンデとルドルフ!


 さっきっから人のところ指差して笑ってないで助けてよ!?



《カララララーン、カララララーン》


「はいっ、皆さん、休憩時間はお終いで…。何の騒ぎですか?」


 あっ、先生…。


 良かった、助かっ………。



 えっ?嘘っ、もう休み時間終わり?


――――――



「え~、では、早速校内見学へ行きたいと思うのですが、実験棟で皆さんを待っていた先輩方の魔法が誤作動を起こして爆発致しました。危ないので、校内見学は当初の予定を変更して行います」



《ザワザワザワザワザワザワ》


「せっ、先生!先輩方の安否は…?」


「どなたにも怪我も無く、ピンピンしているので大丈夫ですよ?彼等は毎年無茶をするので、困ったものです。では、移動を開始しますので、アラン君から順に廊下に並んで下さい。」


 よっ、良かった…。


 実験棟で爆発事故とか、初日から勘弁して頂きたいorz



 あれっ?いつの間にか置いてかれてる!?


 待って!置いていかないで(汗)



――――――


 廊下へ整列した僕達は先生の案内のもと、先ずは学園内で1番背が高く、目立っている時計塔へと向かった。


 で、今は時計塔の下で先生からの説明を受けているところ。


 ふむ、全長約55mってところかな?


 一見煉瓦造りの時計塔なのかと思ってたけど、近くで見たら一枚岩をくり抜いて造られていた。


 えっ?


 今僕自分で言ってて、変な事言った様な気がする…。


 おっ、可笑しくない?


 55mもある建物をくり抜いて造ったの?


『シエロ、魔法で建てたんだから、何もオカシねぇところはねぇよぉ?』


 いや、いくら魔法で建てたって言ったってさ…。


 一枚岩の時計塔何て初めて見たし、色々法則を無視していると言うか何と言うか…、う~ん。


「シエロ君、何頭抱えてるの?生徒全員は流石に中に入れないから、次の場所に行くってさ」

「えっ?あっ、ブロンデごめん。ありがとう。次は何処?」


「次は実験棟だったんだけど、まだ煙が出てて危ないから、屋外実習棟に行くって言ってたよ?」


 えっ?


 まだ煙が出てるの?


 んーそりゃ確かに危ないわ…。


 ここは、それでも死人が出てないって事が凄いってでも感心するべき何だろうか…。


「えっと、屋外実習棟ってさ、この前入学式した講堂の隣の建物だよね?」


「うん。屋外実習棟では6年生が戦闘訓練してるんだって。楽しみだね?」


「あっ、兄ちゃんも居んのかな?」


「ルドルフ君のお兄さんってエルドレッド様でしょ?うわ~、戦闘訓練も凄そうだなぁ~」


 え~?


 僕は嫌な予感しかしないんだけどなぁ~…。


「はい、皆さ~ん。移動しますから、はぐれない様に付いて来て下さいね~?」



 先生の号令を聞きながら、僕達の校内見学は続く。





明日も校内見学は続きますが、段々プロクス君の兄バカっぷりが激しくなってきましたね(笑)


う~ん、初期段階ではもっと堅物の設定だったのですが…。


何故こうなったのか…orz


本日もお読み頂きありがとうございました。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ