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Ponte dei Sospiri  作者: さゆみ
The sky is the limit.
46/143

冷たい空色





強く吹く風が雲を少しずつ飛ばしてく

ポロポロになった雲が空色に散らばる

やり切れなかったんだ

本当にきょうは

ガツンと空を見上げた


声になんてしない

そんなに弱くない

一度だって泣き言なんか言ってない

でも強がってなんかいない


どこに行ったって

空は空色をしてるんだろうな

どこに行ったって

空は見上げるものなんだろうな


羞恥心わすれて

叫んだって

空に向かって

ツライって叫んだって

空はビクともしなくて

慰めてなんかくれないだろう

それでも

なんだろう

いいなって


もう一度ソラ見上げたら

雲の隙間から白い月が覗いてた

強風が月のまわりだけ雲をさらって

空色と白い月のハーモニー

優しすぎた


それから……

かき氷を食べたんだ

すごく冷たい空色で甘くて

なんか泣きたくて

あー、バカだな

ちっちゃいな自分








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