眠れない夜明けのテンションで歌った歌
さよならをいうのは尊とい
だから何もいわないでいく
あたしはだめな生き物
嶮しい前奏に目玉の近く殴られて
とろんとろんベチャ
あたしはむだな生き物
マイク持たされても口パクだけ
ねえ そこのシンガー
否定ばかりしないで歌いなよ
ねえ いつもみたいなハイトーンボイス
みんなのために歌いなよ
あたしは誰かのためになんて歌えなかった
あたしは自分だけのために歌ったんだ
だれかの同情も熱情も愛情もいらない
勝手にすればいいさ あたしはひろわない
あたしは誰の歌も歌わない
あたしは醜い生き物
知ってるよ
だから だ か ら だ か ら
ああ とっとと片付けたい衝動
間奏の間に始末したいよ
でしょう アシタ
いらない あたし
ごめん もうすぐ終わるから
ねえ そこの君
また優しい歌ばっかり歌いなよ
ねえ いつものアカペラ独唱
癒やされる雄叫び
みんなのために歌えばいいよ
終わったらあたし残らず食いちぎって
自分できっちり仕舞うから
残りの口だけ焼いてよ
いっとくけどさ
実はあんたの歌 大嫌いだった
ライト落ちたし
陽は昇るからね
永眠っぽい熟睡したいわなー
さよならはいわないでいくー
そして…… 寝過ごしてしまったことはいうまでもありません。遅刻はまぬがれましたが、散々な一日でした。




