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模様
風はやんわり冷たく過ぎる
ここはまだ梅雨は明けないんだ
一人佇んでる夜の中
気分だけ徘徊してる
何処に行きたい?
コンビニ行きたい?
降りそそぐ星空見たい?
月あかり照らす公園?
がらんとした上り列車?
漫喫で一人ぼっちを満喫する?
それより神隠しに遭いたいかな
ほんの少し遠出をすれば
きっと煌めく明かり 綺麗な光り
美しく夜を飾るけれど
それは本当に優しい?
本当に寂しい?
散り散りに飛ぶ声
浮遊している吐息
気怠い夜の模様になった
暗がりの怖がりのアイデンティティ
どこまでも不確か
儚くて 脆くて 掴めなくて
色がなくて 動かなくて 華がなくて
不安で 怯えて 震えていた
じっとりと夜に馴染んだ模様
キツく眠ってしまえ
みんな忘れてしまえ
そうしたら止まない頭痛は降らない?
醒めたら止む?
浮き上がる揺るぎない模様
たった ひとつだけ
心にアーモンドが詰まり
決して声にならない
でもどこまでも確か
好き
あなたが好き
薄い夜にくっきりと叫んだ
臆病モノ




