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月と翼の夜  作者: 由宇
12/17

12.


あの日の夜。

最後に見たハルトの横顔が、悲しそうで切なくて…。


あれ以来、何も起こらない。

でも、時々夜になると、何かが湧き上がるように翼が現れる。


『天使、なんだ…。』


ハルトが呟いた言葉。

絶望したような、あの顔。


「天使なんかじゃないよ……。」


私はただの人間だよ…。

そう言いたかっただけなのに。

何も言えなかった。


暗い夜道を歩きながら、空を見上げた。


「そういえば、初めて会ったのも、こんな日だったっけ…。」


空から降ってきた悪魔。

最初は何にも信じられなかった。


でも、悪魔のくせにちょっとヘタレで、優しくて。

意地悪だけど、それでもどこか憎めなかった。


「会いたいよ…、ハルト…。」


せめて、もう1度だけ。


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