えっと?
「え、誰?」
「……」
「ねえ、寝るなって。」
「zzzZ……」
「うわっ!? いってぇ! 誰だよ俺を蹴ったの!」
「崇高なる女神様を前にして、その態度はあまりにも無礼ね。しかし、ここに現れたということは、それなりの力があるということ。仕方ないわ、特別に一つだけ願いを叶えてあげる。その後は勝手に生きるなり死ぬなりすれば?」
「おいおいおい、それは分かってないな。」
「は?!」
「女神キャラはもう使い古されてるんだよ! 例の青い知能ゼロの生物から始まり、数え切れないほどの『女神がヒロインの一人』みたいな小説まで、女神っていう属性は完全に飽和してる! こんな時代に、まだ女神を登場させるとか、作者は何考えてんだ? どう考えても作品が陳腐になるだけだろ! つまり、お前も大量生産された女神キャラの一人にすぎないんだよ! さあ、跪け! そして、俺の『転生の儀式』を受けるんだ! お前を唯一無二、万人の頂点に立つ神にしてやる!」
「そ、そんな……」
彼女は本当に膝をつき、涙目でこちらを見上げてきた。
……よく見ると、めちゃくちゃ可愛いじゃねえか。
よし、決めた。
俺は彼女の耳元に囁いた。
「さっき、『願いを叶えてやる』って言ったよな?」
「う、うん……」
「じゃあ、手を出せ。」
おお、さすが女神。手がめっちゃ柔らかい。
「お前は、俺の妹についてきて、俺の女になれ。」
「……」
「……」
「……ぷっ、あははははははははははは!!!」
「な、なんだよ?」
「いやいやいや、なにそれ!? 笑わせないでよ! あははははははは!!! 『俺の女になれ』とか、そんな安っぽい悪堕ち展開が通じるとでも思ったの!? バッカじゃないの!? あはははははははは!!!!!」
「なっ……? ちょ、なんでそんなに笑って……」
「こっちはね、今まで何人もの女神が悪堕ちさせられてきたのよ? 当然、対策ぐらい用意してるわよ! まさかそんなのが通じると思った? ほんとバカね、あはははははは……え?」
――足元が光り始めた。
……よし、これはいい予感がするぞ。
「ちょ、ちょっと待って、今のなし! なしだから!! やめてやめてやめてえええええええええ!!!(遠ざかる声)」
「はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」
「何笑ってんだよおおおおお!!!!」
迂闊な女神は、自分の発言が俺の要求を承認したことになると気づき、俺と一緒に――
……上空から、自由落下。
ん? 自由落下?
いや待て……
これ、死ぬやつじゃね???
あああああああああああああああ!!!!!!!
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ill.:FLUX.1、とAI モデルをトレーニングする人々、とliblibウェブサイト。
わたしは日本語の勉強者、およろしくお願いしますorz
25/2/7: chatgptを使ってリメイク。
25/2/12: イラストを追加しました。