あなたにとって、一番重要なのは人か、それとも世界か
みなさんこんにちは、こんばんは、城河です。
毎日毎日暑すぎて、キッチンにも立ちたくなくってきますね。
とりあえず、こども達からリクエストされても、揚げ物なんかはパスしたい季節です。
スーパーのポテトをオーブントースターで良いじゃない!
さて、突然ですが、あなたは“人間重視派”ですか?
それとも“世界重視派”ですか?
あ、宗教的な話じゃないです。
物語の作り方についてのお話。
実は先日、自分の物語の作り方について、見つめ直す機会が唐突に訪れまして……色々考えてみたわけです。
その結果。
私はたぶん、人間重視――と言うかキャラ重視派。
要は、このキャラがこう考えて、こう動いたから、これが起こった、みたいに、主人公達を中心に、まわりの世界を構築していくスタイルのようです。
ちなみに、私の友人に“世界重視派”と思われる人もいますが、その方は世界――と言うか、“どんなシーンを書きたいか”を考えてから、それに合うキャラを構築していきます。
色々考えてみた結果、どっちの書き方にもメリットやデメリットはあるようですが、正直まだよくわかりません(笑)
キャラ重視の書き方だと、主人公が進んでいく先で物語が出来ていく感じ。
世界重視の書き方だと、定められた大筋の中で好きにしてもらう感じでしょうか。
うん、やっぱりよくわかりませんね?
例えるなら……
スタートとゴールの地点が決まっていて、車で向かうか、電車で向かうか、の違いでしょうか。
“書き始め”と言うスタート地点から出発して、“イベント”と言うチェックポイントを辿りながら、“完結”と言うゴールまで、登場人物達が好きな道を使って進んでいくのが、キャラ重視の書き方。
“書き始め”と言うスタートから、“完結”と言うゴールまで、“イベント”と言う駅に停車しながら、敷かれたレールの上を走りつつ、車内では好きに過ごさせるのが、世界重視の書き方。
――って感じですか?
うん、なんか余計にわからなくなったような気がしますね。
まぁいつもの事です(逃)
そんないつも通りの、分かりにくい例えは置いといて。
今回、自分の書き方を見つめ直した事で、書く時に気を付けた方が良いかな、って思える事が、少しだけ見えてきた気がしました。
キャラ重視で書く人の場合、最大のメリットは、心理描写とかによって登場人物達に感情移入して貰いやすくなる事かなと思います。
これはたぶん、“こう言う事を考えてる”だから“こういう行動を取る”と言うのが分かりやすくなるから。
逆に、デメリットとしては、キャラが動かないと、物語が進まなくなったり、“説明パート”なんかが単調になりやすかったりするので、簡単な説明にとどめて、詳細はキャラ同士の掛け合いで補填していく、などの工夫は必要かもです。
あとは、私も多用しがちな“シーンの転換”があまり多かったりすると、せっかく作り上げた“行動の信憑性”が薄れてしまうかもしれない、と言うのが注意点でしょうか。
世界重視で書く人の場合だと、最大のメリットは、プロット等で流れをきっちり作り上げていれば、“急に全く書けなくなる”と言う事は避けやすいのかなぁ言う部分だと思います。
デメリットとしては、書きたいシーン同士を上手く繋ぎ合わせられなくて、筆が止まってしまったり、登場人物の行動原理が読者に上手く伝わってないと、行動に違和感を感じられてしまうかもしれない、と言う部分でしょうか。
読んで行く中で「こういうキャラなんだろうなぁ」とか思っていたら、突然「え? お前そんなやつだったの?」みたいな行動が出て来たりすると、読者を置き去りにしてしまいますので、そうならないように上手く匂わせながら書いていく必要があるかもしれません。
どちらのパターンでも最大の敵は、作者自体の“脳内補完”だ、と言うことですかね。
自分がどういう書き方をしているのかをちゃんと分かっていれば、そこをしっかり意識することで、弱点のカバーもできるのかなぁと思いました。
あなたはどんな書き方をしているでしょうか?
ふと立ち止まって眺めてみると、私みたいに、何かを発見できるかもしれませんよ。
最後まで読んでくださった方々が、より楽しい創作活動ができるよう、すこしでも何かを感じていただけたら嬉しいです。