5月21日 いきなり
走ってやってきたと思いきや、いきなり侑大のことについて話し出した。
定本「どうした?」
橘 「健太郎、侑大のこと聞いた?」
定本「えっ?」
俺と悠太は、定本と橘の話を着替えながら聞いていた。
悠太「やばいな、そりゃあ」
俺 「、、、、、、、、」
返事に困っていた。
橘 「侑大やらかしたらしい」 悠太「お前聞けよ」
定本「何を?」 俺 「なんでだよ」
橘 「自習中、トランプしてて」悠太「いけ!」
同時進行で俺たちは話をし始めた。
定本「まじかぁ」 俺 「めんどくせぇ」
橘 「今、二人とも呼び出し」悠太「やばそうだ」
定本「もう一人って永谷?」 俺 「だな」
橘 「そうそう」
向こうの声は聞き取りにくいのは確かだ。後ろで聞いてた橋本と飯田が合流しさらに大きな声となった。
定本「川中、知ってる?」 俺 「なるほどな」
橘 「今、呼び出されてる」悠太「意味がわかった」
橋本「ネタやな」
飯田「永谷、絶対キレてるやろ」
気持ちは理解できるな。野球と関係ないところでなんか言われるのは違う。
橘 「やろうな。てか、今日の練習何?」
橋本「いや、全然知らん」
橘 「八幡と佐伯は?」
たしかに、よく見るとアイツらもいないな。
橋本「アイツらも呼び出されてるんちゃう?」
橘 「もう、めんどいなぁ」
川中だけでなく、アイツらも呼び出しかぁ。
悠太「準備できたか?」
俺 「待って、今からベルト通すから」
ユニフォームに着替えた俺は、最後にズボンのベルトを通していく。
悠太「じゃあ、俺先行くぞ」
俺 「わかった」
すると、向こうから走ってこっちに来るのがわかった。あれは野球部の佐伯て八幡だった。
橘 「侑大のところ行ってた?ハハハ」
すぐさま、橘が笑って声をかけた。
佐伯「あぁ。行ってたよ」
橘 「なんて?」
笑うのをやめ、真剣な表情で佐伯の方を見つめた。
佐伯「今日は、練習中止やって」
橘 「えっ?マジかぁ」
佐伯「3年は、すぐに集まれって監督から指示出たわ」
まさか、こういう展開かぁ。
佐伯「じゃあ、お前らもすぐ来いよ」
そう言って、佐伯と八幡は再び走り出した。
悠太「なんだよ、それ」
俺 「笑えねぇな」
悠太「せっかくユニフォーム着替え直したのに」
俺は、着替えたユニフォームのまま、職員室に向かうことにした。




