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日常で世界を変える(早川編)  作者: mei


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4月1日 最初

 やっぱり、今日は人が多いな。いつもより、自転車置き場に多くの自転車が置いてある気がした。まぁ、仕方ないか。今日から4月なんて、あんまり考えられなかった。新しい1年が始まる。1月ではないけど、そんなことを考える人も多いんじゃないかと思っていた。入学式や入社式など各地でいろんなことが行われているんだろうと考えていた。俺も、そんな初々しい1日と思いながら、自転車を降りてゆっくり歩いていた。

 今日は、4月からの新しいクラス発表が行われる日だった。1学期が始まるのは、7日くらいだった気がする。3年のクラス発表は、体育館前に貼り出されていた。薄暗い体育館に、たくさんの人だかりが出てきていた。3年は、1組から6組まである。俺のクラスは、おそらくそんなに変わらないのだろうけど、どんな人たちが入ってくるかは興味があった。体育館前には、いろんな生徒がざわついていた。

 俺は、期待と緊張が入り混ざりながら、前へと進んでいく。貼り出された紙にどんな名前があるのか。クラス替えのメンバーに胸に心躍らせていた。俺の視線の先には、1組から書かれていた。3年1組:青木昌孝、赤松典道、井川健‥‥‥‥。それぞれの名前が書かれている。俺のクラスは、6組。まだまだ左だ。自分の名前が書かれているのを見るの固唾を飲んで待っていた。3年6組:井登秀、宇川真依、江川直哉、、、、、、、、、、。早川直人。俺の名前が書かれているのを見るとホッと胸を撫で下ろした。今年も

親友と呼べる悠太が同じクラスで本当によかった。しかし、同時に一抹の不安もよぎった。それは、俺と仲が悪かった河野健太が同じクラスになってしまっていたからだ。

 一通り見た生徒たちは、ゆっくりと教室へと戻っていく。すると、前から野球部が来ているのがわかった。八幡、橋本、橘、佐伯。相変わらず、アイツらも仲がいいんだな。俺に気づいた橘の声に俺は、軽く手を振り去って行った。おそらく、今からクラス発表を見に行くんだろう。アイツらがどんなクラスに行こうが、俺には関係ない。俺は俺の道を進んでいく。群れてないと何もできないアイツらと違って、俺はずっと一人で決めてきた。悠太といるのも、俺に最も気が合うから。なんとなくつるんでいたくない。自分を正当化するように教室の前までやってきた。ここか。新しいクラス"3年6組"。新しい気持ちを抱きながら、その扉を開いた。

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