3月30日 狭間
俺は、悠太と一緒にクラスに残っていた。特に何をするわけでもなく、ただただ喋っているだけだ。俺たちも、そろそろ部室に行かないとな。けど、なかなか行きたいと思えなかった。行ったら、結局自分はレギュラーじゃないんだと再認識させられるからだ。とはいえ、行かない限り一生レギュラーにはならない。そんな狭間で揺れていた。
俺 「眠いな」
悠太「ああ。何時に起きた?」
朝は、いつも睡魔との戦いだった。
俺 「6時」
悠太「俺なんて、5時半起きだぜ?」
俺 「まじ?」
悠太は、高校まで1時間半くらいかけてくる。よく来てるよな。
悠太「ああ。眠いのは体によくないな」
俺 「わかるな」
ノートを持ちながら、俺の方を向いた。
悠太「宿題多くてだるいな」
俺 「どれだけ終わった?」
結構終わっているように感じる。
悠太「まだ、一つも終わってないよ」
俺 「そうなの?」
意外だった。まさか、悠太が終わってないなんて。
悠太「なんで終わってないのか俺も不思議だよ」
俺 「なんだ、それ」
悠太「なんでもだよ」
最近、疲れているのか?悠太はいつもと比べると元気がないのはなんとなくわかっていた。
俺 「なんでやんないの?」
悠太「なんでって言われてもめんどくさいからだよ」
本当なのだろうか?
俺 「めんどくさいのはわかるよ」
悠太「だろ?」
とりあえず同意してみた。
俺 「早く終わらせろよ」
悠太「うるせぇよ。終わらないんだよ」
終わらない?なんか理由があるのか?心配だった。
俺 「一緒にしようぜ、宿題」
悠太「おっけ。練習終わったらカフェ行こうか」
俺 「ああ、いいよ」
俺は、カフェに誘うことに成功した。
悠太「今日、塾行くのか?」
俺 「まぁ、時間があれば行くけどわからないな」
悠太「そうなんだ」
悠太は、何かを気にしているみたいだった。
俺 「塾行くか迷うな」
悠太「行ったらいいんじゃないの?」
俺 「なんで?」
悠太は、なぜ勧めてきたのかはわからない。
悠太「だって、塾集中できるんだろ?」
俺 「まぁ、そうだけど」
悠太は、何がいいたいんだろうか?
悠太「練習何時に終わるかな?」
俺 「16時くらいじゃないか?」
この後の練習は、フリーバッティングからだったと川中が言っていた。




