12 新歓ステージ②
「1 新歓ステージ」の続きの会話です。
「おーい怜。お前が来れば星になるやろーぜー」
「は?イカれてんのか?ここステージだぞ?」
「だって一花さんが全員でって。」
「黒江さん、ひとり増えても星はできない。」
「イチカ、突っ込むところはそこではないように思います!」
「やっぱり一人がダブルピースで・・・」
「もう黒江さんは黙っててください!だいたい、この女の人は誰ですか!?」
「・・・」
「なんで何にも言わないんですか!?」
「黙ってろって。」
「・・・・・・詰めますよ。」
「え、え、何を?指?ドラム缶にセメント!?待ってごめん謝るから!」
「まったく朱のやつ・・・秋津だよ・・・」
「いつもと雰囲気が違う。」
「・・・確かに別人みたいですね。」
「プレゼンテッドバイ、アケ・クロエ!ゴスロリ似合うだろ?」
「胸大きい・・・」
「後で触らせてやんよ。」
「触らせねーよ!なんだと思ってるんだ!」
「みなさん!イロモノで目立ってどうするんですか!演奏で目立ちましょうよ!」
「正論だね。しぃは良いことを言う。胸の大きさで目立ってもしょうがない。」
「なんだとーこの朱ちゃんのどこがイロモノだというんだ!」
「ミニスカポリスなんてイロモノ選手権優勝候補だろ!橘は首上リアルくまマスク、一花はニワトリの着ぐるみ・・・」
「くまはイロモノではありません!だいたい黒江さんが用意しろというから・・・」
「普通の衣装じゃない時点でみんな揃って三枚目アクターだよ。あと、秋津の厨二ゴスロリも大概だと思う。」
「いや、くまとニワトリはイロモノどころかキワモノだから!」
「秋津はその眼帯と包帯で弾きづらくないの?」
「その言葉そのままブーメランだからな!チキンコスチュームさん!」
「私は問題ない。黒江さん、せめて眼帯は外していいと思うけど?」
「私がプロデュースしたのはゴスロリまで!」
「・・・そういうこと?」
「・・・」
「っ!そういえば黒江さんはその格好のままドラム叩くつもりですか?見えますよ?」
「え、何が?刻?」
「とき?なんのことですか?下着ですよ。」
「あ。」
「ちょっと待て!朱、スティックはどうした!?」
「え?あ、購買に置いてきた。」
「いまからなにやると思ってんだよ!」
「大変だ・・・あんパンは残り1つしかない!購買で新しい顔を買ってこなければ・・・っ!」
「いや、あんパンじゃ叩けない・・・ってスティックパンでも無理だからな!というか、購買行くならバチを取ってこいよ!」
「冗談じょうだん。綾乃にジャージとスティック借りてくるー。」
「ふふ。スティックパンが新しい顔・・・面長パンマン・・・」
「イチカ、笑っている場合では・・・はあ、軽音部の部長さんごめんなさい・・・もう色々グダグダです・・・」
20230525サブタイトルの附番を変更しました。




