ぶちぎれひなちゃんと連絡先の交換
遅れてほんとにすみません
今めっちゃ忙しくてこの投稿も頑張りました!
楽しんでくれたならうれしいなぁ~
廉太郎とは教室で別れて迅は自分の教室に入った。
教室に入ると下駄箱で時間を取られなかったためか、如月は自分の机に座って本を読んでいた。
(気づいてないのか?)
本に夢中なのか迅が教室に入ってきたことに気づいていない如月。身長が低いため足が微妙に床に届いておらず、ぷらぷらと足を動かしている。
(なんか機嫌がよさげだな、そんなに面白いのだろうか?)
教室で一人、本を読んでいる如月を教室の扉付近から眺めながらそんなことを考える。そんな迅に見られていることにまったく気づいていない如月は機嫌よさげに足をぷ~らぷ~らさせながら鼻歌まで歌いだす。
(すっごい、おもろい状況だよなぁ、よし!動画とって後で見せてやろう)
如月を見事にいじれるネタを手に入れた迅はご満悦。
(それにしても、本読むのに集中できてるのか?あんなに落ち着きなかったら話の内容が頭に入ってこないだろ・・・・なに読んでんだろ)
そろそろ如月の痴態を眺めるのも飽きたので教室に入り、如月の後ろまで歩いていき声をかける。
「おはよう、如月」
ドンがらがっしゃん、バッキン、ボッキン、ガガがんん。
ビクッとなった如月が慌てた拍子に椅子から落ちたり、机をひっくり返したり、それはもう見事な驚きよう。
「何やってんだよ・・・・・」
「い、いつからそこに・・・・?」
「・・・・いまきたとこだが?」
「・・・・ふぅ」
胸に手を当てて、安心したように息をつく如月。迅が今きたことに安心したのか、いすや机を元に戻してゆく。
そんな如月を見た迅は無言でポケットから携帯を取り出して、先ほど撮影した動画を再生し、如月の前に持っていき動画を見せる。
「ぶふっ」
目を真ん丸に開いて、迅のほうにすごいスピードで振り向く如月。
そんな如月を見てニヤッとする迅。
すかさず、迅の携帯を奪いにかかる如月。
携帯を上に持ち上げる迅。
「よ、よこせ!」
「なぜ俺の携帯をお前にやらなならんのだ」
「その動画を消せっ!」
「消してほしいのか?」
「えっ!消してくれるの!?}
「消すか、ば~かw」
「こっ、このっ!」
本気の顔で迅に襲い掛かる如月。
「おい!やめろ!鬱陶しいぞ!」
「ならばその忌々しい動画を消せ!」
「・・・・仕方ない」
そう言って、如月に携帯を渡す迅。
素直に携帯を渡してきた迅に驚きつつもしっかりと動画を消していく。
「もういいか?」
「う、うん」
「じゃあ、また放課後」
「え?あっ!うん!」
そんな会話をして自分の席に着く迅。ちょうど他のクラスメイトも教室に現れだした。
そして、現在。如月との朝の一軒が終わり、悠や松野も教室に現れたころ。
今、私、弥生 迅は如月 雛に素晴らしい形相で睨まれております。
なぜかというと・・・・・
少し前・・・・
「あっ、おはよう!菜奈ちゃん!」
「おはよ~ひなちゃん~」
「ん?どうしたの?そんなに見つめて」
「いや~朝からひなちゃんは可愛いな~って思って」
ふふっとわらう菜奈。そうして携帯を取り出して雛に動画を見せる。
「ぶふっ!な、なんで!」
「へへ~、朝、迅君からRINEでもらったんだ~。連絡先交換しててよかった~」
ふふふっと笑顔になる菜奈。よしよし、ひなちゃんは可愛いね~と頭をなでる菜奈。
そして現在。にらまれてる状況。
ぐっと親指を突き出し、決め顔をする迅。
ぶちぎれる如月。
すると、松野に話しかける如月。二人で携帯を取り出して何か操作をする。「なにしてんだろ」と考える迅。すると、ピコんと携帯から通知を告げる音が鳴る。
見てみるとRINEに一件の通知。
ひよこのひな:ぶ、ち、こ、ろ、す(ハート)
おっふ、如月を見ると素晴らしい笑顔でこちらを見ながら携帯を握りしめている。
(いや、目が笑ってないんだが・・・死んだな)
死期をさとった迅。後ろで爆笑する悠。
こうして、如月との連絡先の交換は青春のせの字もないままに完了したのだった。
前書きの通りめっちゃ忙しいです!
すみませんが、一週間くらいストップします!(更新)
時間があれば頑張るけど、たぶん無理っ! すまん!
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