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プロローグ
鱈工船、それは北方海域に母船で行き木造船で鱈を捕り母船で鱈を缶詰に加工する為の船である。
その環境たるや土建の飯場よりもひどく5時始業の12時間勤務で賃金は一日1円23銭(今の価値で約1023円)である。その上食事は不味く、量も少しであり不潔なのでよく病気が流行った。ほめる言葉や激励が監督の口から出る事はなく毎日凍てつくオホーツクの海での作業に従事させられた。前述の賃金のうち1円(今の価値で1000円〜2000円)は飯代等に消えてくのである。ちなみに船長や監督等の幹部の給金は10000円(今の価値で百万円)である。栄養失調や不潔な環境により下痢する人も毎日と言っても過言ではないくら位出た。




