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恋は数学みたいに上手く行かない。  作者: 誰か。
第一章「遠まわしな恋心」
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第七話「部活動」

――ガララッ


「こんにちわ~」



桜井さくらいさん。それに皇さんも、こんにちわ」



部室に着くと千秋とは違う少し高めの優しい声が迎える。



「こんにちわ。涼宮すずみや君」



何時も通り読書をして待っていた様子で私も席に腰を下ろすと共に本を取り出す。



「あ、ごめんね。当たり前の様に本出しちゃって…」


「ごめんなさい。私も…出してた」


本分と違う事を自然とやろうとした事に何か許せなくて私は謝る。


それに釣られひよりも何故か謝る




「良いよ。どうせ活動って言っても特に無いんだからさ…」



(確かに…、そうなんだけど)




――私の所属する部活は天文部。



まぁ天体観測とかをたまに合宿としてやるけれど


実際しょっちゅうする訳でも無いのが現実だ。




だからと言って、千秋を待つ間暇だから私は部室で時間を潰す。


そして何時も読書を終始して、千秋と帰る…



ひよりは両親が共働きな為、部活にはあまり顔を出さない。


今日はお父さんが休みだからと寄っているだけで…





あれ、そいえば――


「涼宮君も毎日放課後まで居るけど友達、待ってるの?」



そう、彼は毎日放課後には部室に居るんだ。私よりも先に…



クラスも違うから部活の時しか関わらないけど…




「…そんな、所かな」


照れくさそうに笑う涼宮君を見て


「そっか」


私もつい笑う。




すると横では既に読書に集中しているひよりが居た



(さ、私も読むか…)





そして私は本を開き、栞を挟んだ所からまた読み始めた。


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