マスクⅡ(200文字小説)
あれから風邪が治らない。
今日もマスクをして家を出る。
電車は相変わらず混んでいた。
「あっ!」
目の前に先日の女性。
彼女は僕を睨みつけている。
僕は思わず顔をそむけた。
また、急停車…。
今日は大丈夫だった。
その後、彼女はバツの悪そうな顔をして電車を降りた。
出社すると女子社員が僕の顔を見てクスクス笑う。
「おまえ、なんだその顔は?」
そう言って同僚も笑う。
僕は洗面所に駆け込み鏡を見た。
「あっ!」
首筋にキスマーク。
あれから風邪が治らない。
今日もマスクをして家を出る。
電車は相変わらず混んでいた。
「あっ!」
目の前に先日の女性。
彼女は僕を睨みつけている。
僕は思わず顔をそむけた。
また、急停車…。
今日は大丈夫だった。
その後、彼女はバツの悪そうな顔をして電車を降りた。
出社すると女子社員が僕の顔を見てクスクス笑う。
「おまえ、なんだその顔は?」
そう言って同僚も笑う。
僕は洗面所に駆け込み鏡を見た。
「あっ!」
首筋にキスマーク。
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