キジとカナリア
ある日、王様がこう言った。
「鳥が欲しい。」
召し使い達は、鳥を求めてそれぞれ行動をおこしました。
ある男の召し使いは、自室の壁にかけてある銃を使い、ちょうど目の前の窓の外を飛んでいたキジを撃ち落として捕まえた。
ある女の召し使いは、森へ行き綺麗な声で歌い、たくさん集まった鳥達の中で一番美しいカナリアをそっと包んで生け捕りにした。
王様はどちらの小鳥も喜んで受け取った。
キジは夕食のパイになり、カナリアは王様のペットになりました。
そして次の日、女の召し使いはカナリアの世話係として昇進しましたとさ。
読んで下さってありがとうございます。
感想・ご指摘などいただけたら嬉しいです。