蘭の落下物恐怖症
PM17:00
針の山学園
ザーッ
畑「ひゃーっ」
蘭「走れ!」
畑「朝顔、軒に入れてくれたかな?」
蘭「知らんわ、メイク直ししたい」
畑「おじいちゃんが軒に入れてくれたかな?」
蘭「うん…なんでそんなに朝顔気になるん、優しいかよ」
畑「三つ編みぐちゃぐちゃなってない?
眉毛もちゃんとウエーブしてる?
やばい髪の毛色落ちして制服ピンクなってない?
」
蘭「もうすぐアーケードだから黙って走ってマリリンマンソン」
畑「なんやねんFF顔やからって上からかよ!」
アイアム、ヒューマンビーン!」
エレファントマン「呼んだかな?」
ふたり「エレファントのおじさん!」
こんにちは、さようなら」
エレファントマン「さようなら」
かまぼこアーケード
蘭「お茶しない?疲れたっす」
畑「アンドロイドも疲れるんだ、へぇ〜
アイアム…」
蘭「やめれやめれ、エレファントのおじさん来るから
わかった、可愛いあんたは可愛い!」
畑「ふふーん、分かればよろしい♡
蘭大好き♡褒めてくれる人基本好きだけど」
蘭「だよね、あんたそういうとこあるよね」
畑「パフェろうぜ!」
蘭「おけ」
AM17:30
ー喫茶 薔薇とトリフュー
畑「パフェ特大ふたつとレモンスカッシュふたつ!」
蘭「あのさ、私のこと変って思わないで聞いてくれる?」
畑「なあに?マネキンさん」
蘭「あのね、もし降ってくる雨とか雪が
全部ハリボーグミになったらこわくね⁈」
畑「えっ、こわ!
あ、でもそんな歌あったね、
ほら王様の涙がドロップスに変わっちゃうやつ」
蘭「とにかく雨じゃないものだったらと思うと怖くなって」
畑「うーん、お嬢さん一種のパラノイアですね〜
畑先生のカウンセリングが必要ですな
あ!ラビリンスさんのシャンデリアの話聞いたからじゃない⁈」
蘭「そうかな?」
畑「あれじゃない?落下物恐怖症!」
店員A「お待たせしました
特大パフェとレモンスカッシュでございます
ごゆっくりどうぞ」
蘭「まさか!私、無類のUFOキャッチャー好きなのに⁈」
畑「え、どういう釈明⁈
さーて、木下ゆうこばりに食うよ!」
蘭「どっちかというとあんたロシアン砂糖じゃない?」
畑「いただきます♡
んー、そうだなぁ…
やっぱり先生から見るに、
シャンデリアが怪しいのだ!」
蘭「そうなのかな?私、ラビリンスさんに憧れてるし?」
畑「ホレレラネ、ワラビが思うには」
蘭「ハムスターやめれ、可愛いw
頬張りすぎwちゃんと咀嚼して」
畑「サンキュー♡もっと褒めちぎってくれ!
で、私が思うには
…恋ですよ!」
蘭「はあ⁈ないない、ありえんよ」
畑「畑先生を信じろ!蘭は恋に落ちるのがこわいんだ!」
蘭「え⁈まじ?」
畑「しかもタキシード!」
蘭は真っ赤になって黙りこくってしまった
畑「ひひひひ、まあ私も好きな人いるけどさ」
蘭「えっ!は⁈教えろてめえ!」
畑「教えなーい♡」
薔薇とトリフュのマダムぺぺ
「若いっていいわね、うふ」