第56話 堕ちし竜に喝采を
更新遅れて申し訳ありません! 社会人の生活に慣れ次第、一話あたりの文字数こそ少なくなりますが定期的に更新していきたいと思います!
それでは56話どうぞ!
紫色の曇天が覆っている空の下。大きな翼を広げて飛ぶ竜の周りを暴れ回る黒い流星があった。
「邪魔ナンダヨ! イイ加減 キエロォ!」
「はいはい、お前が死んだら消えてやるよ!」
ジェニーが叶夢に向けて腕を伸ばすが、叶夢はそれを足場に跳躍してジェニーの首に向けて刀を振る。
「この程度で落ちるわけがないよな‥」
叶夢の刀はジェニーの首に届くこと無く、左腕によって止められる。
「とは言ったものの、結構自信あったんだぜ今の一撃。まだ足りねえのかよ‥‥」
(今更何を言い出しているんだお前は!?)
「いやー、超魔族になれば少しは楽になるかなーって踏んでたんだが」
(そんなことでなるなら苦労はしないだろ!)
「ははっ。だよなー」
叶夢は苦笑いしながらも、後ろに迫ってきていた右腕を尻尾で弾き飛ばす。しかし足場を失った為、叶夢は静かに地面に降りた。
「あー、俺も羽が欲しいわ‥‥メアリー! 俺の魔力借すからつくって!」
(お前こんな時にふざける癖をやめろ!)
「こんなイカれた状況で平静保つ方が無理だ!」
叶夢が足に身体強化を掛けて、ジェニーの元に跳躍する。超魔族化したことにより身体のリミッターは完全に外され、跳躍に使った左脚は地面を蹴ると同時に崩壊する。
「やば、足壊れた」
(着地までに間に合わせる!)
「いやいい! これは‥‥」
真正面から向かって来た叶夢を、ジェニーは毒を纏わせた右手で掴もうとする。叶夢はそれを見計らい、尻尾を自分の砕けた左脚に巻き付ける。
「引けば死ぬからな!」
叶夢は僅かに残した神経と尻尾を使って、脚を動かし、ジェニーの拳を蹴り飛ばす。
「ついでだ‥これで怯んどけ! 黒い閃光・狂喜乱舞!」
叶夢は黒い閃光を放つと、笑いながら再び地面に落ちる。ジェニーはそれを追いかけようと急降下するが、竜の顎に放った黒い閃光が直撃する。
「イッデエエエ‥‥コンナ蝿ミテエナ魔法デ!」
ジェニーは再び向かってきた黒い閃光を再生した右手で握り潰す。
「これでいいだろ‥‥朔夜」
「あぁ、十分だ」
叶夢が落下したことを確認した朔夜は、構えていた槍に最大まで雷魔法を貯める。朔夜の魔力が高まるにつれて、紫色の雲を飲み込む黒い暗雲が空を覆い始めた。
「あいつがあそこまでやってるんだ。少しは俺も無理しないとな! 武御雷、神具奥義!」
朔夜の十字槍が白く輝き始め、青い電流が走り始める。
「天帝神雷撃」
朔夜が投擲した十字槍が、轟音を響かせ大地を揺らす。その雷槍は地を走り、空にいた竜の胸を一瞬で貫いた。
「マダマダ‥‥倒レネエゾ!」
「何言ってるんだ、攻撃はまだ続いてるぞクソガキ」
攻撃を耐えた額のジェニー本体がその声に反応しようとした時、後ろを振り向くよりも早く、ジェニーの身体が額から落ちる。落下しながらもその目に映っていたのは、朔夜の槍を左手に、紅祟を右手に持った叶夢の姿だった。
(コイツ、ドウヤッテ‥‥アァ、メアリーカ。人格ヲ変エテ影魔法ヲ使ッタ。ソレデ接近シヤガッタ‥‥)
ジェニーは手を上にあげながら背を地面に向けて落ちていく。その様をメアリーは、竜の額から見ていた。
(見ている場合かよ。早くとどめさせ)
「お前に言われなくてもやるつもりだ。だがこれぐらいはいいだろ。あいつが絶望しながら落ちていく様を眺めるのは」
(そう言うの慢心って言うんだぜ?)
「あそこから逆転できるなら見せてもらいたいもの‥何だ?」
メアリーの足場が揺れ始める。
(まさか‥‥メアリー! 急いであれを仕留めに行け! あいつまだ諦めてないぞ!)
「ッ‥わかった!」
メアリーは急いで、竜の額から飛び降りジェニーに向けて槍の矛先を突き立てながら落下する。しかしそれの隣から、主導権が消えたはずの竜がメアリー達を超えるスピードで落下しジェニーの身体を喰らう。
「グワアアアアアアア!!!!」
竜はその身体を咀嚼し飲み込む。すると受けた傷がすべて塞がり始め、最終的にはほぼ完治していた。
「何だと!? 自分を食べさせて、竜を生かしたと言うのか!?」
(おいメアリー! 身体返せ!)
メアリーの意識が途切れ、叶夢が体を取り戻す。
「ーーーーー!!!」
「ぐわぁ!」
落ちてきた叶夢に、再び飛翔したジェニーが激突する。骨が砕ける音と共に叶夢の顔を覆っていた黒い魔力の塊が剥がれ、顔の半分が剥き出しとなる。
(叶夢! 待ってろ今ワタシが‥‥)
メアリーが叶夢の身体を乗っ取ろうとするが、叶夢の意識が消えかかっていることに気づく。既にタイムリミットの時間が来ていた事にメアリーは気付かされた。
(しまった! 叶夢ーーー!!)
メアリーの意識が叶夢の身体から切り離され、ベロニカの身体に戻る。叶夢は指一本動かずに真っ逆さまに落下を続けていた。
「メアリー、叶夢は!?」
(すまない‥‥時間内に仕留めきれなかった)
状況を見ていたベロニカがメアリーに問いただすが、メアリーの口からは悔しげな言葉しか出なかった。
「ベロニカ隊長、メアリーは?」
「‥今戻ってきたわ。叶夢は‥」
「そんな‥‥間に合わなかったんですか‥」
「ベロニカ、村雨さん。戦闘態勢入っておけ」
朔夜が指示を出し、竜に向けて手をかざす。竜は下に飛びながら大きな口を開いて、叶夢すらも喰らおうとしていた。
ーーーーー
(あーあ、やっちまった‥‥あのバカの口車に乗るんじゃなかった‥)
叶夢の意識は終わりの無い真っ暗な闇の中を落ち続けていた。
(せめて意識の無い俺に任せるか‥‥運良ければ殺せるといいなぁ‥)
『へー諦めちゃうんだ』
(その声‥‥そうか、俺ついに妄想と喋れるようになったんだな。あの世にいるはずの女の声が聞こえやがる)
目は見えず、懐かしい声が叶夢の脳に響く。
『ねえ、ほんとに諦めちゃうの?』
「そりゃそうだ。超魔族になったら全部おしまい。あとは朔夜達に狩ってもらってジ・エンド。すぐにお前の元に」
『嘘つき』
「‥‥でしょうね。お前ならそう言ってくれるって思ってた」
冷たく言い捨てられた言葉は叶夢の言葉を否定する。
『こんな所で死んだら、私はあなたを許さない』
「わかってるよ。でも無理なんだ。コイツの中じゃ俺の意識は生きれない」
『こんな下らない夢を見てるくせに?』
「痛いとこ突いてくるな‥‥」
叶夢は苦笑いをする。
『叶夢、諦めるのは似合わないよ。だからもっと足掻こう? だって貴方は』
「お前のたった一人の愛した人‥だろ?」
『半分当たり』
「半分は当たってるのかよ‥」
『そりゃ、好きじゃなきゃこんなお節介やかないから。私からの100%の解答は‥』
声の主はクスリと笑うと、そっと叶夢を後ろから抱きしめ、そのまま叶夢の耳元にそっと呟いた。
『叶夢、私にとって貴方は、 たとえ殺されてもずっと愛してる人 なんだから』
声の主はそう告げると、光の塵になって消える。何も見えてなかった叶夢はそんな様に感じた。
「‥考えればそうだ。お前は俺を助けたから死んだ。あいつは俺にまだ生きろと言った。生きる意味が無い俺の意味になってくれた‥‥」
叶夢の中に、ランク戦での神座の言葉がフラッシュバックする。
『もしお前がそうやって奪ってきただけなら、せめてその奪ったものを使ってでも、どんなことをしてでも抗え!』
「‥うるせえ」
『お前の命はな奪ったものがくっ付いて、お前一人がどうこうする重さじゃなくなってんだよ! ならそれに見合った一生を送れ!』
「ああ! うるせえ! 俺は命を託されたんじゃねえ! 簡単に死ねないように呪いを背負わされただけだ!」
叶夢は叫ぶ。紅い死神として必要なことを。死は全ての生物に平等に訪れる。しかし死神にはあってはならないと。
「育ての親を殺した。最愛の恋人を殺した。平等に奪った! じゃあ目の前のジェニーはどうだ!? この世界に不必要とされた命が生を謳歌するだと!笑わせるな! そんなの俺が許さない! 」
固定された身体は、次第に自由を取り戻す。
「そんなことを決める権利は俺には無い? いいやあるさ。それは俺が‥紅い死神だからだ!」
落ちていたはずの叶夢は、体を一回転させて下に足を向ける。何も無いはずの虚空を蹴っ上に跳躍して、叶夢は意識の海の海面に上がっていった。
ーーーーー
「朔夜! 早く雷を落として! 叶夢が喰われる!」
「わかってる! 急かすな!」
朔夜は竜が口を開けて、叶夢を喰らった瞬間に神具を使って空から雷を落とす。
(少し叶夢も感電するが‥‥これで倒せなくなるよりかは‥)
朔夜が落雷の瞬間を見ていると、目を疑う光景がその目に映った。突如として竜の首の後ろから、見慣れた紅い刀身が生えた。
「は?」
「え?」
朔夜とベロニカは呆気に取られた声を出す。
その場所を起点に竜の首から紫色の鮮血が噴水のように勢いよく噴き出す。さらにその場所から黒い影が空に向かって飛んでいくのが見えた。
「嘘‥」
その影は衝突寸前の雷を自らの刀で 、受け止めるとそのまま竜の首に刀を振り下ろす。
「ーーーーー!!!」
紅祟に落ちた雷は、威力を増して竜の脳天を貫く。竜は叶夢を喰らい尽くすこと無く無残にも地面に落とされた。
「ったく、少しは足掻いてみるもんだな。おかげで目、覚めたぜ」
「嘘だろお前!?」
朔夜が驚愕する。超魔族によって失われた叶夢の意識が覚醒し切っており、半壊した闇魔法の仮面から見えた左半分の叶夢の顔は黄色い虎の目に口角を釣りあげ、落ちた竜を笑い飛ばしていた。
「‥‥アリエナイ‥‥アリエナイ!」
「何だよ、竜体でも喋れるじゃねえか」
竜の自意識となったジェニーは、身体を起こして叶夢に飛び掛る。さらに、そのまま落下中の叶夢に向けて毒液を発射して完全に退路を断つ。
「叶夢ーー!」
千夜の叫びを聞き流した叶夢は、その高圧で放たれた毒液に対して右足に魔力を集約して槍の矛先の様な形に変形させる。
「無駄だ‥その毒はもう通用しねえ! 黒い閃光!」
叶夢はそのまま右足を思いっきり蹴り上げ、毒液に向けてそれを放つ。ジェニーはそれを飲み込めずに、口の中で爆発を起こされた。
「なんで叶夢が意識を‥‥」
「仮説にはなるが‥多分こうだ」
朔夜が叶夢の方を指さす。超魔族特有の魔法によって形成された鎧の表面をモンテ・クリスト伯の魔力回路が通っていた。
「あの回路‥多分あいつは半壊した時に偶然目覚めた。そこで溢れる魔力の出口として神具を使ったんだ」
「何よそれ‥‥」
「おそらくメアリーが叶夢の意識を消さずに残していたのが、一番の要因だろう‥超魔族の機能が落ちたタイミングの目覚めがあの歪な姿を生んだ‥‥かもしれない」
「かもしれない? あんたにしては随分と弱気な発言ね」
「あんな状態初めて見たんだから仕方ないだろ!? ともかく俺達も加勢に‥」
『必要ない! むしろ邪魔だ!』
叶夢はそう言うと落下しながらジェニーに首に狙いを定めて、刀を構える。有り余った魔力を刀に流し込んで、巨大な黒い刃を形成し、それをジェニーの首に向けて振り下ろす。
「サセルカ‥‥サセルカヨ!」
ジェニーは胸の傷口を叶夢に向ける。
「何度も何度も同じ手が通用するわけないだろ!」
「ドウカ‥‥ナ!」
そう笑うジェニーの傷口から放たれたのは毒液ではなく、子蜘蛛の大軍だった。目に映るだけでも数千匹はいるであろうそれは、巨大な質量を持った竜巻であり、叶夢はそれにあっさりと飲み込まれた。
「喰ライ尽クセエエエエ!」
子蜘蛛達は皮膚や肉を食いちぎりながら、叶夢に衝突する。しかし蜘蛛の群れの中に黒い光が見え、ジェニーの笑いが止まった。
「黒き針山!」
叶夢は皮膚に噛み付いていた蜘蛛達を、自分の身体から生やした無数の棘で串刺しにする。そしてそのままの勢いで叶夢は再び魔法を這わせた刀をジェニーの首に振り下ろした。
「あっぶねえ‥なあああああ!!」
叶夢の刀がその首に至ることは無かったが、その身代わりとして首の前に出したジェニーの左腕が斬り飛ばされた。
「グワアアアアアアア!‥‥ナンテ、ナルカヨ!」
ジェニーは傷口から子蜘蛛と毒ガスを霧散させ、叶夢の身体を再び飲み込む。
「ぐっ‥この程度!」
叶夢は息を止めてジェニーの右肩に手を伸ばし、足場の確保をした。
「はぁはぁ‥おいジェニー、随分とやってくれたな!」
「当タリ前ダロ‥‥私ダッテ、死ニタク無インダヨ!」
「は、魔族が生に縋るな!」
地上に降りた叶夢は、正面のジェニーを睨みつけると、刀を逆手に持ち、足に魔力を貯めた。
「行くぜ‥‥虫野郎」
叶夢は思いっきり地面を蹴って、その全てから生じた力を自らの刀に乗せる。その目に映るのはジェニーも知らぬ間に首の側面に刺さった朔夜の十字槍。
「朔夜! 落雷二発頼む!」
『わかった! 狙う先は!?』
「適当でいい! 強いて言うなら脳天に近い場所なら何処でも!」
「無駄ナ事ヲオオオオ!!」
ジェニーが残った三本の四肢で地面を蹴り、叶夢の前に走り出す。一定の距離まで近づいたのを見計らって、叶夢は朔夜の十字槍に向けて跳躍する。
「これで終わりにしてやる!」
空から響く轟音と共に、叶夢はジェニーの首から槍を引き抜き、自らの闇魔法をその武器に這わせた。
(この際、槍でも刀でも関係ない! 今の俺がが魔法を纏わせれば、木の枝だったとしてもこいつを穿つには十分の武器になる!
考えるよりも先に武器を振れ!)
人体が壊れるほどの身体強化を受けた叶夢の黒い双刃はたった一振で竜の体に傷をつける。しかしそれすらジェニーが紙一重で避けた結果であり、意識外に受けた攻撃はその部位の肉が抉られていた。
(反撃の隙は与えるな。自分の身体が死の一歩手前に来てるならまだ余裕がある。半歩前まで行ってようやく死が見える‥‥だったよな春月)
ジェニーは叶夢の攻撃を受け流しながらある場所にも警戒を続けていた。今なお雷鳴が鳴り響く曇天の空である。
(確カニ コノ攻撃モ 脅威ダ。ダガ 最モ警戒ハ 叶夢ガ 朔夜ニ指示ヲ出シテイタ アノ落雷ダロウ。叶夢ノ攻撃ハ 最悪毒ト蜘蛛ノ群レデ スグニ殺セルカラナ)
そう思いながらジェニーは攻撃を受けつつも、災厄たる雷撃からゆっくりと離れていた。そしてその閃光が頂点に達した時、ジェニーがさっきまでいた場所に一筋の落雷が空から地面に走った。
「残念ダッタナ! オ前ノ 奥ノ手ハ 既二 見切ッテンダ‥‥ヨ!?」
たった一瞬。ジェニーの目に映った雷が軌道が捻じ曲げて、竜の胸を貫く。本来有り得ない事象にジェニーの頭が追い付かなかった。
「言っただろ? これで終わりだって」
ジェニーが叶夢を見ると、左に持っていた槍が消えていた。それを見てジェニーは全てを察した。
『叶夢! 俺の槍どこにやった!?』
「いやーほんと、避雷針としては一級品だよな。あれ」
叶夢が指をさしたのは、雷が貫いた竜の胸部だった。ジェニーがそこを見ると、まだ微かに雷を纏った朔夜の槍が刺さっていた。
『お前‥‥長野の時の二番煎じじゃねえか!』
「悪魔を落とすならそれで充分だったんだが、何しろ相手は竜だ。殺しきるにはまだ足りない。その為の二発だ!」
叶夢は二度目の轟音を合図に、空に大きく跳躍する。人体の損害を考慮しないレベルの身体強化を用いた叶夢にとって、ジェニーの頭より高い場所に到達するのは容易いことであった。
「モンテ・クリスト 神具奥義‥二劇」
叶夢の魔力が、紅祟の刃を研ぎ澄まされた黒き刃に染める。
(まだ足りない)
叶夢はその刃に二発目の落雷を直撃させた。その一撃に打たれた事で叶夢の刃は完成した。一時とはいえ、その刀には天災が封じ込められ、叶夢はその名もなき厄災に名を与えて、刃を振り下ろした。
「嵐を砕け、紅き死神!」
その刃が竜の首に触れ、抵抗の全てを無に帰す。吐き出そうとした毒は蒸発して霧散し、蜘蛛の群れは外に出ること無く焼き尽くされる。
「ガァァァアアアアアアア!!!!!」
切り離された首は宙を舞っても尚、断末魔を上げる。しかし叶夢の刃にはまだ天災が宿っていた。次に狙いを付けたのはその竜の胸部。正確に言えば、飲み込まれたジェニーの本体だった。
「紅い死神の勝ちだ。ジェニー」
叶夢は嵐を宿した紅祟で胸部を斬り裂く。
「嫌だあああああああああああああああああああああああ!!!!」
その叫びも紅い死神は、刈り取った命と共に虚しく空に消し去った。
しばらくの静寂の後、叶夢が通信機に手をかける。
「‥第八位魔族。アラクネ変異体、ジェニー。討伐完了」
叶夢の報告とともに、少年少女達の歓喜の叫びが空っぽのデトロイトを埋めつくしていた。




