表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天変地異は繰り返す?  作者: 白狐さぐじ
第壱章 玄武
2/3

唸り

初めましての方は初めまして、お久しぶりの方は久しぶりです。白狐サグジです。


あれから一週間経った。

食べ物は、人が居なくなったスーパーで調達した。

衣服や、生活に必要な物も色々な店で手に入れることは出来た。

テレビは映らなくなった。

そして電気もだ。

情報はスマホで調べた。

今のところ、中部地方の一部と東北のいくつかの県の人達は生きているらしい。


明日、この家を出るつもりだ。

この町で生き残ってるのは、俺と朱美だけだった。






「お兄ちゃん、何処に向かうの?」


「今のところは、長野県に行こうかと考えているところだ」


「歩いていくの?」


「ああ、俺達は車を運転出来ないからな。もし運転出来たとしても、道が使えなくなっているからダメだ。だから、とりあえず向かうのは山だな」


「今から山に行くの?雨降りそうだよ」


「ん、どうしてだ?こんなに晴れてるのに」


「そんな気がするだけだから気にしないで」


「ああ、分かった」


こんな時の朱美の感は当たるからな。注意しとかないと。


そんなことを話してるうちに、道が坂になってきた。

今のところは、車道を歩いているが、もう少ししたら山に入ろうと思う。

まあ、その前に日が暮れると思うけど。





「…朱美の感、当たったな」


「えへへ、当たっちゃった」


「でもな、雨宿り出来るところがあれば…。おお!あそこにバスの待合室があるじゃないか。行くぞ朱美」


「え?あ、本当だ!うん、分かった」


俺達は急いで待合室に入った。

中は結構広く扉もあるから、雨も吹き込まなくて良かった。


荷物を置いてタオルを二つ取り出す。

一つを朱美に渡して、もう一つのタオルで濡れた所を拭いた。

椅子に座って、雨が止むまで待つことにする。





ふと気付くと夜になっていた。

いつの間にか二人とも寝ていたようだ。

朱美に少し大きめのタオルを掛ける。

俺は扉を開け外に出る。

雨はもう止んだみたいだった。


「それにしても動物の気配は結構あるな」


いつ独り言が出てしまった。

人が居なくなってから動物の気配が多くなった気がする。

周りを見渡していると、一匹の狸と目が合った。

はじめ、狸は驚き立ち止まったが、首を傾げ俺に近寄ろうとしたが、何か危険を察知して急いで逃げていった。

俺も急いで扉を開け建物内に入った。

朱美も起きていて怖がっていた。


「お兄…ちゃん?なんか怖いよ…」


「ああ、何かが起こる気がしてならない」


『ズ、ズズ…』


「「…?」」


『ズズーゴゴ、ゴゴゴーーーー!!』


突然地鳴りが聴こえ、何かが滑り落ちる音が後から聞こえた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ