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肉体鍛錬

 なぜ私が鶏や家鴨の飼育に手をつけようかとしたかといいますと、鶏卵などはたんぱく質やビタミン、ミネラルの入手方法として優れているからです。


 12歳から15歳は肉体が大きく成長する時期でして、この時期に摂取するたんぱく質およびミネラルの質と量と筋肉トレーニングの質と量が骨格や筋力の増加に大きく関係し将来的な体格と筋力と敏捷性に大きくかかわってきます。


 そして武をたしなむものとしては筋力、持久力、柔軟性をバランスよく鍛える必要があります。


 なのでさて、鶏卵が安定して手に入るようになるまでは、たんぱく質の入手は鳥獣の肉や魚介類、貝類、昆虫類が重要になってくるのですがあいにく信濃は海がありません。


 玄米と大豆の組み合わせでも確かに十分たんぱく質は取れるのですが、この組み合わせばかりで食べた場合含まれているフィチンの影響でミネラルが不足する可能性が高くなります。


 たんぱく質ですとこの時代までかろうじて飲まれていた牛乳や牛乳の加工製品である(らく)生酥(せいそ)熟酥(じゅくそ)醍醐(だいご)などもいいのですが。


 ちなみに、酪はコンデンスミルク、酥はヨーグルト、醍醐はバターミルクのようなものです。


 それはさておいて肉体鍛錬ですが、筋肉というのは適度に壊して適度に休むことで強くなるようになっています。


 これを超回復というのですが、大きな筋肉で2日ほどかかります。


 なので毎日毎日筋肉トレーニングをするのはむしろ逆効果ということです。


 もちろん柔軟体操や散歩程度であれば毎日行うべきであはありますが。


 私の鍛錬は次のようにするようにしました。


 1日目 木の枝を使った懸垂や太刀での素振り、鉞を使っての木の伐採。


 これは主に腕や胸などの上半身を鍛えるためです。


 2日目 岩を持ちながらスクワットや背負子を背負っての山での薪拾い。


 これは主に下半身を鍛えるためです


 3日目 鍛錬は休み その代わり孫子などの兵法を教えていただきます。


 4日目 水練、遠足、演舞


 これは全身運動ですね、どちらかというと有酸素運動による持久力を伸ばすためのものです。


 5日目 弓馬術


 これも全身運動ですね。馬術や弓が大切なのはいまさら言うまでもないでしょう。


 6日目 鍛錬は休み 琴や笛、和歌、踊りなどの教養分野を習います。


 7日目 手乞、骨法、組討の基本動作


 これも全身運動ですが格闘の動作を体に覚えさせるものです。


 8日目 実践訓練、模擬戦闘など


 実戦的なトレーニングを目的としています。


 9日目 お休み この日は完全にお休みです。


 ちなみに石を担いでの腹筋は筋肉痛がひどくならない限り2日に1度行います。


 また10km程度の軽い遠足は2日連続して行い1日休むようにします。


 こんな感じでのローテーションを繰り返すことにします。


 ただし月の物が来た時は3日ほどお休みです。


 痛くてそれどころではないですからね…男の人にはわからないでしょうがこれが結構深刻なのです。


 もちろんこれらは家事や農作業の指示の合間に行うものです。


 これを毎日続ければ1年後ぐらいには成果が出るでしょう…たぶん。

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