素人作家の思い
「数とかそんな客観的事実は、ただの事実であって本当に大切なのはそういう事ではない。大切なのは相手が楽しんでくれたか…そんな目に見えない、あやふやなものだ。」
俺はベランダで夜風に吹かれながら
ふと呟いた。
「どどどどどっどうした?!」
振り返ると…平々凡々で至って平均的な美少女が居た。
「ん?オレっ娘か。居たなら言ってくれ。」
本当に突然現れる謎の美少女。オレっ娘。曰く…
「そう!オレはお前の中のオレ!オレはお前でお前はオレだ!」
らしい。この前と違う決めポーズをしている。考えてたらしくこの前より少々キマっている。
「相変わらず痛いな。それ、言わなきゃ駄目なの?」
オレっ娘は素人作家を始め出してからちょくちょく現れるようになった、俺の中のオレらしい。
「そうだな。決めゼリフだし。」
オレっ娘は腕を組みコクコクと頷く。
「で、何がどうしたって?」
余談は置いておいて本題に入ろう。
「え?そりゃ何か数とかなんとか言ってたじゃないか。外を見て黄昏ながら。」
えっと…あ。
「そうだったな。いや…最近、Twitterでの小説宣伝に効果が出てきてな。でも何か違うなって。」
Twitterなんて柄にもない事をしているとどうも違和感を感じてしまう。
「そうか。じゃあ今までより多くの人に小説を読んでもらえるようになったのか!良かったじゃんか!」
人の話聞いてんのかよ…でも俺の中にいるオレらしいから俺のせいでもあるのか…
「良くない…」
「なに言ってんだ!」
おぉ。何かオレっ娘ちゃん、言葉に熱を含み出しました。この娘がこの俺の中にいるというのだから驚きだ…
「いやぁ…ちょっと改めて多くの方々に自分の書いた作品が読まれているって考えると…」
恥ずかしい…とまでは言えなかった。
「今更すぎるぜ…」
オレっ娘さんは典型的なやれやれの仕草をする。
「でも、まぁ自分で言ってしまうのはなんだけど…この前投稿したのはそこそこな作品でな…」
果たしてあの作品があれほど多くの人に読まれて良いのだろうか…それ程の価値があるのだろうか…
「え?アレか?私は面白かったぞ!」
ゔ…嬉しいことを言ってくれるじゃねぇか。それとオレっ娘よ。今、個性を失ったぞ。
「ありがとう。そう言ってくれるのはオレっ娘だけだよ。」
「おいおい…そんな事ないって。きっと他の人も思ってるから。」
オレっ娘はグッと親指を立てて笑った。
「そうか?」
「そう…………………だ。」
「そうかぁ…」
やばい…上げて落とされた…悲しい…
「だっ大丈夫だって自信持てって!」
「自信ね…自信…一体どこに置いてきてしまったんだろう…」
確かあれは中学3年生の頃(ry
「馬鹿野郎!お前の中のオレがお前を信じてるんだ!もう自信持ってるのと一緒だ!」
我に返った。
「強引だな…その論理。」
少し笑いながら言い返す。
「ロンだかウィ○○リーだかポ○ターだか知らねぇが、お前の作品は面白い!!少なくとも私にとっては!だからめげずに、がんば…いや、やってってくれ!」
○を付けてなんだかわからなくなる発言は控えて頂きたい。でも少し元気が出た。少しからかってやるか。
「美少女が大声出さないでくれよ…黙ってれば可愛いんだから。」
「なっ!おだてても何も出ないぞ!」
オレっ娘は動じずビシッと中指人差し指で俺を指す。
くっ…ならば
「えぇ〜。何か出してよぉ。オレえもん!」
「るっさい!ともかく大切なのは、読者を楽しませる事だ。それがホラーでもバッドエンドでも読者が楽しければ何でもいい。じゃあな!」
勝った…ってまた消えた。
「結局、俺と同じ事言ってたな。」
お休みなさい。お早う御座います。今日は。今晩は。
変上狂未です。
只今、「毎日」投稿休業中です。
そしてあとがきが長い素人作家です。
ご了承ください。
ふと思ってしまったら書かないと寝覚めが悪いので深夜に投稿しています。自分の為です。「確かに読者の皆様の為に!」とは思いますがそれだと余りにも不特定でふわふわしていて、いつの日かやっていけなくなるので口実として「自分の為」と書かせていただきます。捻くれ者ですみません。
今まで前書きに挨拶を書いていたのですが、今日は何となくあとがきに書かせていただきました。やはりページが開いてすぐに本文が始まるのが綺麗だったりするのかなぁ…と。
でもそれを言うとこうしてあとがきを書くのは綺麗じゃなくなってしまってあとがきを書かなくなってしまいそうですね…多分、これからもあとがきは書いていきます。ご安心ください。…?
「素人作家の」シリーズはこれで…4作品目だったのかな?覚えていません。私は今を生きています。(良い子のみんなはこういう人にならないほうがいいですよ。)気が向いたら他の作品も読んでみてください。
誤字脱字はお知らせをお願いします。
そして思うところありましたら是非、コメントの方をお願いします。あ!ちょっと何か催促っぽい事されちゃったからコメント書かないなんて待ってくださ〜い!私はウサギです。寂しいと死にますよ…(余計書きたくないわ!)
あ、そうそう。ウサギって一匹でも死なないそうですね。おっとまた余計な事を書いてしまった…
それではみなさん良い一日を
お過ごしください。