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私を捨てた国のその後を見守ってみた。  作者: satomi


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第6話 ~イズライール&ラーラ視点のち陛下視点


 私こそが王太子で、この国の王になるのだ。

 間違っているのは父上だ。

 ラーラを正妃にして何が悪いんだ?そもそもあの小賢しいレナ=マカロンなど側妃で十分だろう。まぁ、見た目と体はそこそこだから側妃のあかつきには一度くらいは味見をしてやるが。

 レナの父親が現在の宰相だったな。小賢しいのは遺伝か?

 私が王になったあかつきにはラーラの父君に宰相になっていただこう。必ずやよい法案をだしてくれるだろう。

 新金貨を作ることも教えていただいたし、必ず国のためになるに違いない!


 ラーラとしてはイズライールが国王になってくれれば、側妃が誰だろうとどうでもよかった。ただ、王妃として毎日着飾り、贅沢をして暮らすのが彼女の目的だから。

 それなのに、こんな黴臭くて薄暗いところに国王になるのかもわからないような男といるなんて彼女にとっては拷問のようなものだった。


 なんなの?どうして私がこんなところにこの男と幽閉?信じられない?だって、玉璽、あるんでしょ?だったらなんで?

 ……偽物をつかまされている?本物の玉璽はどこなの?


 近衛騎士に聞いても、玉璽の場所など陛下以外はご存じないのでは?って言ってるし。どういうことなの?



 ふふふっ、こんな時に備えて近衛騎士の中にノワールヌネ男爵家の手の者を入れておいてのよ。王家の塔脱出よ!殿下も一緒なのが不服だけど。この男には是非とも国王になってもらわないといけないから、まだ使える駒よ。

「ここから王都までは馬車で30分ほどです。いきなり城に乗り込むのは危険です。王都にアジトがありますので、そこで作戦を練りましょう」




 その夜、イズライールとラーラ嬢が幽閉先より脱走したという知らせを受けた。私は倒れるかと思った。あの塔から簡単に脱走できるものではない。近衛騎士の中にノワールヌネ男爵家の手の者が?手の込んだことを。明日、近衛騎士を全員招集し、尋問することとしよう。

 倒れている場合じゃない国家の危機だ。




どうして悪党って悪いことに頭が回るんでしょうね?いい方向に回れば問題なく過ごせただろうに…。

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