表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私を捨てた国のその後を見守ってみた。  作者: satomi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/19

第17話


 今日から皇城が私の家になるんだと思うと感慨深い。感慨深くなっていたというのに、お城では結婚披露パーティー。

 主役の新郎・新婦は途中で部屋に戻るのが慣例らしいけど……。って私は忙しさと憧れのウエディングドレスを着るという事ですっかり失念していました。それってやっぱりそういう事だよね?

「そのドレスの生地もアンディ義兄さまが取り寄せたものかい?」

「はいそうです。同じ東方のモノなんですけど。これは織物ですね。よくこんなに細かい模様を織れるものだと感心をしてしまいます」

「それをドレスにしてしまうんだから、レナもなかなかのものだと思うぞ?」

 あ~、これからのことを思うとウォルス様の顔をまともに見れないよ~。


 パーティー会場にはたくさんの人で賑わっていた。そうよね。私が招待状を書いたんだ。


「ウォルス兄さま!婚姻なんて嘘でしょ?」

 誰?

「ウォルス様、どなたですか?」

「あー、兄さまとか呼ばれてるけど本当かどうかも怪しいな。親父のしたことだからよくわからんが。平民の娘だ。ここを追い出すのは容易いだろうが、俺を『兄さま』扱いしているから警備の者も扱いに困っていたのだろう」

「なるほど」

「俺は、このレナと婚姻する。それが事実だ。逆に君が俺の妹であるという証拠は何一つない。ただの平民の戯言。警備!この娘を会場の外へ!」

「はっ」

「酷いよ、ウォルス兄さま」

「俺を酷いという前に己が俺の妹である証拠を持ってこい。戯言とはいえ、不敬だ。二度目はないと思え」

 お義父様は本当にどこに子供を作ってるかわからないのですね。


「わけのわからない戯言をいう平民の乱入もあったが、皆の者この宴を楽しんでくれ!」


 宴は盛り上がってるけど、私はドキドキ。

 わけのわからない平民の乱入(闖入?)でちょっとはリラックスしたけど、やっぱりまだドキドキ。

「うわっ、お母様?」

「レナ、緊張してるのが見え見えよ。殿方のリードにお任せしなさいな。ウォルス様なら悪いようには絶対しないでしょう?信じてるんでしょ?彼の事」

 ウォルス様の事信じてるけど、それとこれとは別物のような…。

「まぁ、なるようになるわよ!大丈夫大丈夫。あのお父様でも私が無事だったんだから」

 お父様、可哀想だけど説得力があります。

「お母様、ありがとう。私は頑張る!」

「そうよ。あなたにはウォルス様の家族を増やすって義務もあるんですからね!」

 そうだ。ウォルス様に喜んでほしい。もっと頑張ろう!


「レナ。あのそろそろ、パーティー会場を抜け出したいんだけどいいかな?」

 キタ――――――!!!!!

「もちろんです」

 私とウォルス様は侍女達が待つ部屋へと行くことになった。



レナちゃんドキドキ。レナ母、言ってること結構父に酷いと思うのは私だけでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
披露宴の最中に新郎新婦は、部屋に戻るって慣習があるんだね!所謂、初夜だね^o^。レナ嬢は緊張してるけど、母上から「まぁ、なるようになるわよ!大丈夫大丈夫。あのお父様でも私が無事だったんだから」と父上が…
何処の世界にもいるんですね、「黙っててやるから金寄越せ♪」的な行動をする命知らずは(笑) こっでも時々現れるらしいですよ。親族の振りをして忍び込むヤツが。 家での父親なんてこんな立場ですよ。ドンマイ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ