第44話 「隆起する大地と穿つ虫」
使えない名称だったわ…
ブロック代表決定戦。
レンジやハルトが戦っているのと同時刻に、カエデも席に着く。
そして胸にそっと手を当て深呼吸をする
なんとなくバトル前のルーティンになっている
対面するのは、佐藤シュウ。
彼のデッキは対戦毎に代わっており、デッキの内容が掴みづらい
それでもカエデは出来ることを精一杯やるだけだと気合を入れる
「よろしくお願いします」
「よろしくな」
ジャッジの合図。
「「リンク」」
試合が始まった。
### ▼1ターン目
●スタート〜ドロー
お互いに手札7枚
●セットフェイズ
カエデはいつも通り守りを固めるために動く
ユニットを2体セット。
相手も2体。
●開示フェイズ
カエデ
ミニマムガッツドラゴン
大地の守護者グラウンド・ガーディアン
シュウ
ロックワーム 地属性/1/2/2/昆虫/R
[召喚時]お互い1枚ドローする
[撃破時]お互い1枚ドローする、その後手札を1枚捨てる
ワームワーム 地属性/1/1/1/昆虫/R
[ブロッカー]地C+1
[召喚時]お互いのデッキの上から3枚をグレイブゾーンへ送る
[撃破時]お互いのデッキの上から3枚をグレイブゾーンへ送る
カエデは相手が出されたカードで相手の狙いを察知する。
(おそらく相手はデッキ破壊…)
ワーム系ユニットを多用して相手をライブラリーアウトへ追い込む系のデッキである
速度が上のシュウの召喚時効果を処理する
「ロックワームでお互いドロー、そしてワームワームの効果お互いのデッキの上から3枚をグレイブゾーンへ」
次のカエデが召喚時効果を処理する
「グラウンドガーディアンのLPは4になるわ」
●メインフェイズ
「俺からだな、アーティファクトを発動!ワームアイランド」
ワームアイランド アーティファクト/UR
[通常]1ターンに1度フィールドのワームユニットを破壊、グレイブゾーンの別のワームユニットを召喚できる、そのユニットはこのターン攻撃できない
「ワームワームでガッツドラゴンを攻撃!ワームワームは破壊されお互いにデッキの上から3枚をグレイブゾーンへ!
そしてロックワームでガッツドラゴンを攻撃し撃破!ロックワームをワームアイランドの効果で破壊!ロックワームから処理だ、お互い1枚ドローして1枚捨てる
そしてワームナイトを召喚して効果を使用!グレイブゾーンのワームの種類は4種類だ、デッキを4枚破壊して優先権を渡すぜ」
ワームナイト 地属性/2/2/1/昆虫/SR
[召喚]グレイブゾーンのワームの種類1体につき相手のデッキを破壊する
優先権が回ってきたカエデ
すでにデッキの半分程度がグレイブゾーンへ捨てられた状態だ
(グレイブゾーンのカードは確認できる、ならば有用なカードがないか…探す!
そしてあのアーティファクトを破壊しないとマズイ)
カエデは1枚のユニットを見つけた大地サンショウウオだ
大地サンショウウオ 地属性/2/2/2/爬虫類/SR
[通常]グレイブゾーンのこのカードを除外することでデッキから地属性魔法カードを1枚手札に加えることが出来る
「大地サンショウウオを除外して魔法カード大地の鳴動を手札に加えます!」
「今加えた大地の鳴動を発動、フィールドのアーティファクトを1枚破壊!」
「さらにグレイブゾーンのウェポンカード、石切の剣をグラウンドガーディアンに装備!」
石切の剣 地属性/ウェポン
地属性に装備できる、装備ユニットのATKとLPを入れ替える(この際ATK0のユニットに装備した場合、破壊される)
グレイブゾーンに存在するこのカードは地属性ブロッカーユニットにグレイブゾーンから装備させることが出来る。
「グラウンドガーディアンでダイレクトアタック」
優先権を相手に渡すカエデ
シュウは攻撃できるユニットも居らずそのままエンドフェイズを迎えるかと思ったが1枚のカードを発動した
「ワームショットを発動!グレイブゾーンのワームを1枚除外しグラウンドガーディアンへ1ダメージを与える
このカードの効果により相手ユニットを破壊した場合、元々のLP分デッキを破壊する]
ワームショット 地属性/通常/R
グレイブゾーンのワームをX枚、取り除く、相手ユニットへXダメージを与える
この効果で相手ユニットを破壊した場合、破壊したユニットの元々のLP分のデッキを破壊する
●盤面
カエデ 手札7/LP10 デッキ:(23/40)
シュウ 手札5/LP6
ワームナイト (2/2/1)
### ▼2ターン目
●スタート~ドロー~セットフェイズ
ドローしてセットフェイズへ
カエデは3体をセット
(…っ削られすぎ!?)
シュウも3体セットする
●開示フェイズ
カエデ
ミニマムガッツドラゴン
ロックゴーレム 地属性/2/3/1/ゴーレム/SR
[ブロッカー]地C+1
[常時]このカードが受けるダメージをー1する
ロックゴーレム
シュウ
ワームワーム
フォローワーム 地属性/2/1/1/昆虫/R
[召喚]他のワームユニットを選択し。そのユニットの召喚時スキルを発動する。(2つある場合は1つのみ)
ワームシーカー 地属性/0/1/0/昆虫/R
[常時]このユニットは攻撃できない、攻撃対象にならない、他の効果を受けない。
他のワームユニットが破壊された時にそのユニットをグレイブゾーンから復活させ、このユニットを破壊する。
カエデは出てきたワーム達に対して考えを巡らせる
(ワームワームで3枚破壊…それをフォローワームがコピーしてさらに3枚…
シーカーが居るから更に被害は増えそうだな…)
カエデは特に発動する効果はなくシュウへ優先権を渡す
シュウ
「ワームワームの効果で3枚破壊、フォローによりスキルをコピーさらに3枚破壊だ」
お互いのデッキから6枚がグレイブゾーンへ落ちていく
●メインフェイズ
速度は変わらない為、カエデが動く
「私は2体のロックゴーレムをグレイブゾーンへ送ってエクリプスデッキよりユニットをエクリプス召喚します!」
「大地に埋もれし魔法の銀よ!今集まりて生命となりて、我が前の敵を倒せ!エクリプス召喚!チタニウムロックゴーレム!」
チタニウムロックゴーレム 地属性/3/7/4/ゴーレム/未行動のロックゴーレムを2体以上をグレイブゾーンへ送って召喚
[召喚]グレイブゾーンのロックゴーレムの数により効果を適応していく
1:このユニットはブロッカーを持つ
2:このユニットはバリア1を持つ
3:このユニットは貫通Xを持つ、Xはこのユニットの攻撃力
4: このユニットは2回行動を持つ
カエデが召喚時に使ったロックゴーレムは2体、だがチタニウムロックゴーレムはスキルが4つ適応されている
「このカードの秘密はね、使った数じゃないの。参照するのはグレイブゾーン。
散々デッキ破壊で捨ててくれたから、ロックゴーレムは4枚あるのよ」
「そして石切の剣をグレイブゾーンから装備!これによりチタニウムロックゴーレムの攻撃は7!2回攻撃の貫通持ち!」
「行きなさい!チタニウムロックゴーレム!ワームワームを攻撃!」
カエデの一撃がシュウを襲う!
しかしシュウは1枚のインスタント魔法を発動する
「攻撃時に魔法を発動します!ワームホール!」
ワームホール 地属性/インスタント魔法
相手ユニットの攻撃を無効化し、そのユニットの攻撃力分、相手のデッキを破壊する。
更にこのターンそのユニットからのダメージをプレイヤーは受けない
カエデのデッキから7枚がグレイブゾーンへと落ちる
カエデのデッキの残りは9枚
行動できなくなったカエデは優先権を渡す。
「ワームワームでチタニウムロックゴーレムへ攻撃します。
撃破され、撃破時効果で3枚破壊。
さらにシーカーの効果で復活!」
ワーム達が自爆特攻でカエデのデッキを削っていく
カエデのデッキが0になったところで
エンドフェイズを迎え次のドローフェイズ
「カエデ選手、ライブラリーアウトにより敗北!勝者シュウ選手」
シュウはカエデに手を出す
「良い戦いでした、あれがなければ負けてたのはこっちだった」
カエデは握手し返す
「ちぇ・・・デッキ切れ狙ってくる人なんて陰湿だと思ってたのに、ずいぶんと爽やかな・・・」
周りから拍手が起こる
ブロック代表戦は1勝1敗
ハルトの試合結果によって全ては決まる
同時バトルなのでハルトはその事はわからない
だがカエデは祈る
(ハルト、レンジ、きっと勝ってるって信じてるよ)
そうしてカエデは控室へと戻っていく
カエデ「ロックゴーレムは3体いるときは3体まとめるけど4体の時はチタニウムロックゴーレム2体出した方が強いんだよね」
ハルト「そうなんだ」
カエデ「チタニウムロックゴーレム2体で…さらにフフフ」
ハルト「怖いよカエデ・・・」




