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エクリプスレイン  作者: 鳥雛


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43/53

第43話 「燃える炎と輝く光」

会場の空気が、昨日までとは違っていた。


ざわめきはある。

だがその奥に、張りつめた緊張がある。


ブロック代表決定戦。

相手は、東京都代表――高校選抜チーム《ディスティニー》。


ここを越えなければ、何も残らない。


レンジは席に着く。

いつも通りのはずの動作。

だが、指先だけが僅かに硬かった。


対面するのは、鈴木ミサ。

ここまで、一度も大きく崩れたことのない安定型のプレイヤーだ。


「よろしくお願いします」


「よろしくな」


ジャッジの合図。


「「リンク」」


試合が始まった。


### ▼1ターン目



●スタート〜ドロー


お互いに手札7枚


●セットフェイズ

レンジは迷いなく動く。

ユニットを2体セット。

序盤から一気に圧をかけにいく。


相手も2体。


●開示フェイズ


レンジ

フレイムイーター

ミニマムフレアドラゴン 火属性/ドラゴン/(1/2/2)/R

[召喚]/[火C+1]相手ユニット1体に1ダメージ

[撃破]デッキから火属性/ドラゴンのユニットを手札に加える


ミサ

ライトガーディアン 光属性/人間(戦士)/(1/3/2)/R

[召喚]ユニット1体のLPの最大値を+4する


錬金術師ミライ 光属性/人間(魔法使い)/(1/2/1)/R

[召喚]デッキからポーション魔法カードを手札に加える

[撃破]デッキかグレイブゾーンからポーション魔法カードを手札に加える



優先権はレンジ。


(光属性か……しかもあの2枚はコンボで使われるライフ回復系か)


レンジは即断する。

「ドラゴンでガーディアンにダメージを与える」


それを受けてミサも動く

「ガーディアンで自身のLP最大値を4にします。ミライの効果でデッキからレリックポーションを手札に」


お互いの召喚時の効果処理が終わり、速度の増減もない為レンジが優先権を得たままメインフェイズへ


●メインフェイズ


(おそらく相手はガーディアンを破壊してライフを回復するはず・・・)

「フレイムイーターでミライを攻撃!撃破したので相手プレイヤーへ1ダメージ、そしてドラゴンでダイレクトアタック)


ミサ:LP10→8

「ミライの効果でダメージポーションを手札に加えます」


レンジはミサへ優先権を渡す

「私はアーティファクトカードを発動、ポーション錬金施設を発動」

「私は手札からレリックポーションを発動ガーディアンを破壊して最大LPの半分のLPを回復します。ガーディアンのライフは7なので3回復します」

「さらにダメージポーションを発動、このターン受けたダメージの半分を回復します。回復した分を相手へ与えます」

「ただし錬金工場のおかげでライフは8回復、あなたへ3ダメージを与えます」


ポーション錬金工場/光属性/アーティファクト/UR

[常時]ポーション使用時の効果を+2することが出来る


ライフ回復を受けてレンジは思う

(ライフ回復は苦手なんだよなぁ、だがこのチームにライフ回復するデッキは彼女だけだったはず

ハルトは兎も角カエデも苦手だから引き受けれてラッキーではあるか)


再び優先権が回ってきたレンジは1枚のアーティファクトを発動する

「俺はアーティファクトを発動!火焔王の城!」


火焔王の城/火属性/アーティファクト/UR

[通常]自分フィールドのユニットを1体破壊する。デッキ・グレイブゾーンからフレイムアローを手札に加える。


「そしてドラゴンの効果でミニマムフレアドラゴンを手札に、さらにフレイムアローを発動し相手プレイヤーへダメージを与える。」


火焔王の城/火属性/アーティファクト/UR

[通常]自分フィールドのユニットを1体破壊する。デッキ・グレイブゾーンからフレイムアローを手札に加える。


フレイムアロー/火属性/[通常]相手プレイヤーへ2ダメージを与える、火C+1/R


お互いの行動が終わりエンドフェイズへ


●盤面

レンジ LP7 手札5 火3

フレイムイーター(A2/L1/S3)

火焔王の城


ミサ LP14 手札4

ポーション錬金工場


### ▼2ターン目



●スタート〜ドロー


お互いカードをドローしセットフェイズへ移行する


●セットフェイズ


ユニットを2体セット。


相手は1体。


●開示フェイズ


ミニマムフレアドラゴン×2


錬金術師カコ 光属性/人間(魔法使い)/(0/3/1)/R

[召喚]グレイブゾーンからポーション魔法カードを手札に加える

[撃破]カコ以外の錬金術師をグレイブゾーンから召喚する


速度順でレンジから行動する

「ミニマムフレアドラゴン2体でカコにダメージを与える」


ミサ

「グレイブゾーンからダメージポーションを手札に加えます」


(やはりダメージポーションを手札に加えたか…5ダメージを相手に与えた瞬間に俺の敗北が決まるってことね、面白い)


●メインフェイズ


レンジの優先権で動く

「フレイムイーターで攻撃!カコを撃破、相手プレイヤーへ1ダメージ」

「ミライを復活させます、デッキからダメージポーションを加えます」

「ドラゴン2体でミライを撃破!」

「ミライの効果で猛毒ポーションを手札に加えます」

「俺は手札から魔法カード、火焔の鎖を発動!このターンお互いにライフを回復できない!」

「ドラゴン2体でダイレクトアタック」

「さらに火焔王の城でドラゴン1体を破壊しデッキからフレイムアローを手札に加える!優先権を渡すぜ」

「そしてそのままフレイムアローも発動!2ダメージだ!」



ミサが動く

「ライフは回復出来ませんか・・・ならば猛毒ポーションのみ使用します、相手へ2ダメージ、錬金工場で+2ダメージです」


お互い行動が終わりエンドフェイズへ


●盤面

レンジ LP3 手札4 火7

フレイムイーター(A2/L1/S3)

ミニマムフレアドラゴン

火焔王の城


ミサ LP9 手札4

ポーション錬金工場


### ▼3ターン目


●スタート〜ドロー


お互いカードをドロー、手札はどちらも5枚


●セットフェイズ


レンジはユニットを1体セットする。


相手は3体。


●開示フェイズ

レンジはエースを切る


「灼熱よ、理性を焼き払え。

支配の咆哮と共に現れろ――

《ブレイズ・バイスロア》!」


この召喚によりミサが召喚したユニットが全て破壊される


●メインフェイズ

ミサはブレイズ・バイスロアによりライフを削られ

火焔王の効果でブレイズ・バイスロアを破壊した破壊効果でさらに削られ

ライフが0となる


「勝者!レンジ選手!」


ブロック代表を決める戦い

そのうち勝利のランプはウィンドブレイカーに灯る

「ハルト!カエデ!信じてるぜ!」




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