第3話「初めての対戦」
基本フェイズ説明
●スタートフェイズ
ユニットの復などの処理を行う
●ドローフェイズ
カードをドロー
●セットフェイズ
ユニットを3体までセットできる
●開示フェイズ
セットしたユニットを表にして開示する、お互いの全てのユニットの速度を合計して速度が高い方が優先権を手にして、召喚時スキルを発動していく(速度が同値の場合はダイスで決める)
●チェックフェイズ
開示フェイズ時のスキルでユニットの増減やバフ、デバフによって速度が変更された場合、再度速度を合計してメインフェイズの優先権を決める
●メインフェイズ
優先権を得ているプレイヤーが召喚してあるユニットを3体まで行動させることが出来る
また魔法カードを何枚でも発動することが出来る。
行動終了後優先権を渡す。
相手プレイヤーが同じく3体までユニットを行動させ、魔法カードを発動する。
行動終了後優先権を渡す。
この繰り返しで行動を終えていく、お互いに何もせず優先権を渡した場合にエンドフェイズへ移行する。
●エンドフェイズ
エンドフェイズに発動する効果等の処理を行う。
部室の空気が、いつもよりわずかに熱を帯びていた。
火野レンジは自慢の火属性デッキを軽快にシャッフルし、にやりと挑発的な笑みを浮かべる。
「よーし、風間ハルト! 初勝負といくか!」
ハルトはデッキを握り直し、深く息を吸った。
(久しぶりだけど……逃げるわけにはいかない)
手がわずかに震えるが、それは緊張ではなく、胸の奥に湧き上がる期待の震えだった。
カエデがそっと肩に触れ、励ますように微笑む。
「大丈夫だよハルト。肩の力、抜いてね」
りり先輩も静かに頷く。
「まずは楽しんで。実戦は経験がすべてですわ」
その品格ある佇まいに、ハルトの心は少しだけ落ち着いた。
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### エクリプスレイン
> 神話における神々の戦いを模したカードゲーム。
> 戦いを「リンク!」と発声して開始する。
> 勝利条件は相手ライフを0にすること。
>デッキが0の状態でスタートフェイズを迎えること。
> 今回は特殊勝利条件を割愛し、基本のライフレースで進行する。
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ハルトとレンジの視線が交差し――
「「リンク!」」
部室に宣言が重なり、バトルの幕が開く。
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## ▼1ターン目
### ●スタート〜ドロー
手札6枚からスタートし、各自1枚をドロー。
### ●セットフェイズ
ユニットは裏向きでセット。
* ハルト:2体
* レンジ:3体
(3体フルセット……やっぱりレンジは速攻火属性か)
ハルトは心の中で警戒しつつ、デッキを見つめる。
### ●開示フェイズ
裏返しのユニットを表にする。
**ハルト**
* 疾風の剣士ガル(A2/L1/S4)
* つむじ風の魔術師(A0/L1/S3)
**レンジ**
* フレイムドッグ(A2/L1/S2)
* ファイヤーバット(A1/L2/S1)
* フレイムイーター(A2/L1/S3)
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### ●召喚時スキル処理
速度順でハルトから。
**ハルト**
「つむじ風の魔術師の召喚時スキル発動! 全ユニット速度+1、攻撃1回無効化、風属性カウンター+1獲得!」
**レンジ**
「なら俺はフレイムドッグでガルに1ダメ……あ、無効化か。しゃーねぇ、火属性カウンター1つ置くぜ」
> (注:属性カウンターは各属性ユニットや魔法の行動で獲得可能。コストや特定ユニット召喚条件に使用される)
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### ●メインフェイズ
速度が高い方から優先権を持つ。
**ハルト**
「魔法《風縛呪》発動。フレイムイーターを行動不能に!」
「そしてガルでファイヤーバットを攻撃! 先制攻撃で無傷!」
**レンジ**
「だがファイヤーバットの撃破時効果で1ダメージ! 火属性カウンターも1つ置く!」
**ハルトLP:10 → 9**
ハルトは優先権を相手に渡す。
レンジは魔法を発動。
フレイムイーターを破壊し、ガルにバーンダメージ。ガルは破壊され、魔術師はバリアが剥がれる。
さらにフレイムドッグで魔術師を破壊。
**盤面**
* ハルト:なし(手札4、風カウンター1)
* レンジ:フレイムドッグ1体(手札3、火カウンター3)
* LP:ハルト9 / レンジ10
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## ▼2ターン目
### ●スタート〜ドロー
* ハルト:手札5
* レンジ:手札4
### ●セットフェイズ
両者3体セット。
### ●開示フェイズ
**ハルト**
* つむじ風の奇術師(1/2/3)
* ガル(2/1/4)
* パウダーウィンド(0/1/3)
**レンジ**
* ファイヤーバット×2(1/2/1)
* フレアガンナー(3/1/2)
レンジが挑発する。
「いいねぇ、火力揃ってきたぜ!」
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### ●スキル処理
**ハルト**
* パウダーウィンド:トークン1体生成、風カウンター1消費でさらに1体生成
* つむじ風の奇術師:全ユニット速度+1、攻撃力+1、風カウンター+1
**レンジ**
「フレアガンナー起動! ハルトに2ダメージ!」
**ハルトLP:9 → 7**
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### ●メインフェイズ
ハルトの連続攻撃。
* ガル→フレアガンナー撃破
* 奇術師→ファイヤーバットA撃破
* パウダーウィンド&トークン→ファイヤーバットB撃破
撃破時効果でハルトLP **7 → 6**
さらに《風戻し》で自軍2体(奇術師+パウダーウィンド)を手札に戻し2ドロー。
ハルトは優先権を相手に渡す。
レンジは火焔札を発動、ファイヤーバット破壊で1ダメージ+1ドロー。
さらにフレイムドッグでトークンBと相打ち。
**盤面**
* ハルト:ガル(手札4:奇術師+パウダーウィンド)
* レンジ:なし(手札1)
* LP:ハルト5 / レンジ10
カエデが息をのむ。
「ハルト、追い込まれてる……」
りり先輩は微笑む。
「まだ手札が多いですわ。ここからが風属性本来の勝ち筋です」
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## ▼3ターン目(最終ターン)
### ●スタート〜ドロー
* ハルト:手札5
* レンジ:手札2
### ●セットフェイズ
* ハルト:3体
* レンジ:2体
### ●開示フェイズ
**ハルト**
* つむじ風の奇術師
* つむじ風の賢者
* パウダーウィンド
**レンジ**
* フレアガンナー×2
レンジが叫ぶ。
「これでトドメだぁ!!」
### ●スキル処理
**ハルト**
1. 賢者:墓地の風魔法を除外、《風爆呪》発動。フレアガンナーB行動不能、全ユニット速度+1、風カウンター+1
2. パウダーウィンド:トークン1生成、風カウンター2消費でさらに2体生成(合計3体)
3. 奇術師:速度+1、攻撃力+1、風カウンター+1
**レンジ**
「フレアガンナーAで2ダメージ!!」
**ハルトLP:5 → 3**
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### ●メインフェイズ(逆転の風)
「行くぞ――発動!**《つむじ風》!!**」
ハルトはトークンをリリースし、カードを掲げる。
**「風の精霊よ、我に従え! つむじ風の王 ワールキング、降臨!!」**
部室の空気が一瞬、嵐に巻き込まれたように揺れる。
さらに《暴風雨》発動で全軍の攻撃力+1。
**最終攻撃力**
* 奇術師:A3
* 賢者:A4
* パウダーウィンド:A2
* トークン:A2
* ワールキング:A6
パウダーウィンド&トークンでフレアガンナー2体を破壊。
盤面は空となり、優先権は再びハルトに。
「そして――賢者でダイレクトアタック後、行け!ワールキング!ダイレクトアタック!!」
轟風がレンジへ叩き込み、**レンジLP:10 → 0**
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## ◆Winner:風間ハルト!!
レンジは頭をかきながら笑った。
「っくぅ〜! やられた! やっぱ風デッキ、爆発力えぐいわ!」
ハルトも息をつき、笑い返す。
「危なかった……あと1発食らってたら負けてたよ」
カエデが笑顔で駆け寄る。
「ハルト、すごいよ! 本当に逆転した!」
りり先輩も優雅に拍手。
「最後の判断、とてもお見事でしたわ。あの状況から勝ち筋を組み立てられるのは、やはり“素質”がおありですね」
ハルトの胸が、ほんの少し誇らしく高鳴った――。
各属性のカウンターは特定行動で乗ります。
カウンターはコストの代わりに使用したり
特定個数でないと使用できないカードも存在します。
強いけど特定個数必要なカードばかり採用すると当然事故ります。
ユニットは
ユニット名 攻撃 ライフ 速度 属性 種族 コスト 効果
で書いてあります。
効果は今は全部書いてありますが、そのうち汎用効果は略語で表示しようと思っています。




