第25話 「準決勝、ハルトの戦い!」
同時に行われている準決勝
ハルトとシュウのバトルも開始時間を迎えた
かつてショップ大会で出会った強敵、その本当のデッキと戦う時が来たのだ
ハルトとシュウの視線が交差し――
「「リンク!」」
会場に宣言が重なり、バトルの幕が開く。
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▼1ターン目
●スタート〜ドロー
手札6枚からスタートし、各自1枚をドローする。
ハルト:7枚 / LP10
シュウ:7枚 / LP10
●セットフェイズ
ユニットを裏向きでセット。
ハルト:2体
シュウ:1体
(相手は1体か・・・)とハルトは胸中でつぶやく。
●開示フェイズ
裏返しのユニットが表になる。
ハルト
疾風の剣士ガル(2/1/4)[先制]
つむじ風の魔術師(0/1/3)[召喚]全ユニットに(0/0/1)バリア(1)を付与。風C+1
シュウ
主語天使ボクー(1/2/1)
[常時]ほかの主語天使が出た場合、プレイヤーのLPを1回復する(1ターンに2回まで)
●召喚時スキル処理
速度順でハルトから。
ハルト
「つむじ風の魔術師、召喚時スキル発動!」
シュウ
「こちらは効果発動なし」
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●メインフェイズ
速度が高いハルトから優先権を得る。
ハルト
「ガルでボクーを攻撃! 先制攻撃!」
シュウ
「インスタント魔法《主語の光》発動。
(条件:ユニットの攻撃時)ユニット1体に(0/3/0)。
これでボクーは落ちない。逆にガルへ反撃、バリアを破壊!」
ハルトは優先権を相手へ渡す。
シュウ
「魔法発動。天使族1体を捨ててドロー2」
捨てた主語天使ワタシ―をグレイブへ送り、2ドロー。
続けて、
「魔法《再誕の光》発動。召喚コストのない天使族1体を復活。光C+1」
→ 主語天使ワタシ―(1/3/1)復活。
[常時]LP回復時、相手ユニット1体を(-1/-1/-1)
「ボクーの効果でLP1回復。そして回復によりワタシ―の効果、魔術師にデバフ付与。破壊!」
「ボクーでガルへ攻撃、さらにワタシ―でダイレクトアタック!」
優先権は再びハルトへ。
ハルト
「魔法《呪印ドロー》発動!
ドロー2、闇C2獲得。発動コストとしてLP-2」
「複合属性か!?」とシュウが目を見開く。
(マックス先輩が“実質汎用だから入れておけ”って言ってたカードだ。相手を揺さぶれる)
ハルトは表情を引き締め思考を深める。
(相手は主語天使主体の光属性……。倒しても復活し、ワタシ―でデバフを撒くデッキか)
盤面
ハルト:なし(手札6、風C1、闇C2)
シュウ:ボクー(1/1/1)、ワタシ―(1/3/1)(手札4、光C1)
LP:ハルト7 / シュウ11
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▼2ターン目
●スタート〜ドロー
ハルト:手札7
シュウ:手札5
●セットフェイズ
ハルト:2体セット
シュウ:なし
●開示フェイズ
ハルト
パウダーウィンド(0/1/3)
[召喚]トークン(0/1/1)生成。風C-1で追加1体
アゲインストウルフ(2/2/4)
[召喚](1/1/-2)し、(3/3/2)に出来る
つむじ風の奇術師(1/2/3)
[召喚/風C1]全ユニット(1/0/1)
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●スキル処理
パウダーウィンド:トークン1体生成、風C1消費で追加1体
アゲインストウルフ:(3/3/2) → バフ後 (4/3/3)
奇術師:全ユニット速度+1、攻撃力+1、風C+1
盤面
パウダーウィンド(1/1/4)
トークン(1/1/2) ×2
アゲインストウルフ(4/3/3)
奇術師(2/2/4)
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●メインフェイズ(ハルト)
「風爆呪でワタシ―を行動不能に!」
「トークンAでボクーを破壊!」
「ウルフでダイレクトアタック!」
「トークンBでさらにダイレクトアタック!」
シュウ LP:11 → 6
「さらに魔法《風戻し》発動!
未行動の風ユニット2体を手札へ戻して2ドロー!」
ハルトは優先権を相手へ。
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●メインフェイズ(シュウ)
「魔法発動!
デッキ上3枚公開、天使族があれば1枚手札へ。それ以外は墓地」
主語天使ワレーを手札へ。
「さらに《再誕の奇跡》発動!
グレイブゾーンのユニット1体を召喚可能(コスト無視)、光C+1」
主語天使ワレワレー召喚。
続いて、ワレワレーの召喚時効果で主語天使ボクーを再復活。光C+1。
「2体とも行動可能!ワレワレーとボクーでダイレクトアタック!」
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盤面
ハルト:ウルフ、トークン×2(手札5:うち2枚は奇術師+パウダーウィンド)
シュウ:ワレワレー、ボクー、ワタシ―
LP:ハルト3 / シュウ6
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▼3ターン目
●スタート〜ドロー
ハルト:手札6
シュウ:手札6
●セットフェイズ
ハルト:2体
シュウ:2体
●開示フェイズ
ハルト
つむじ風の奇術師(1/2/3)
つむじ風の奇術師(1/2/3)
シュウ
主語天使ワレ―(1/1/1)[ブロッカー]
[召喚]ユニット1体にブロッカー付与。光C-1で追加1体にも付与。
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●スキル処理
ハルト
奇術師:全ユニット速度+1、攻撃力+1、風C+1
盤面
トークン(3/1/4) ×2
ウルフ(6/3/5)
奇術師(3/2/5)
奇術師(3/2/5)
シュウ
ボクー効果でLP1回復 → 6へ
これによりワタシ―効果:トークン1体消滅
ワレ―の効果でボクーにブロッカー付与
光C-1でワレワレーにもブロッカー付与
盤面
ワレワレー(3/5/2)[ブロッカー]
ボクー(1/2/1)[ブロッカー]
ワタシ―(1/3/1)[ディフェンダー]
ワレー(1/1/1)[ブロッカー]
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●メインフェイズ
(まずい……ワレワレーを倒さないと、優先権を渡した瞬間に負ける。
だがウルフで攻撃してもワタシ―に止められる。
ワタシ―から倒したい、けどブロッカーが邪魔だ。
行動不能にさせる手段も今はない……)
ハルトは手札を握りしめた。
――樹里先輩の言葉が脳裏に浮かぶ。
「ハルト君、手札の数は可能性の数です。
じっくり考えれば、必ず道は見えますよ」
(……俺の手には、まだ可能性が残っている)
ハルト
「魔法《逆風の一手》発動! 手札をすべてデッキに戻し、同じ枚数だけドロー!」
→ 3枚戻し3枚ドロー
「来ないか・・もう一度!《逆風の一手》!」
→ 2枚戻し2枚ドロー
「よし!行くぞ!アゲインストウルフでワレワレーを攻撃!」
シュウ
「ワタシ―でガード!」
ハルト
「インスタント魔法《突破口》発動!
(条件:LP5以下)
アゲインストウルフに“貫通X”付与!
対象ユニットと同じ数値の貫通!
ワタシ―を倒したら6点貫通する!」
ウルフの攻撃がぶつかり――
ハルト LP3 / シュウ LP0
ハルトは深く息を吐き、カードを伏せた。
――勝った。だが、簡単な勝利じゃなかった。
アナウンスが鳴り響く。
『ハルト選手、シュウ選手。
ハルト選手の勝利です』
しばらくして結果が届く。
カエデ:勝利
レンジ:敗北
2勝1敗
『勝者ウインドブレイカー!』




