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エクリプスレイン  作者: 鳥雛


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第1話「エクリプスレイン:プロローグ」

初めまして

カードゲームを投稿していきたいと思います

バトル描写は飛ばしたりフル描写でも自分の構想よりライフポイント低めで作成しております。

最初に負けたのは、

エクリプスレインのショップ大会だった。


初めての大会。

ルールは分かっているし、デッキも自分なりに調整した。

何より――

このカードゲームは、俺がカエデに教えたものだった。


だから、少しだけ期待していた。


結果は、一回戦敗退。

しかも、驚くほどあっさり。


相手のプレイが上手かったのか、

俺の判断が甘かったのか、

正直、よく分からない。


分かったのはただ一つ。

「あ、俺はこの程度なんだ」ということだけだった。


勉強も、運動も、カードゲームも。

どれもそれなりにできるけど、

どれも胸を張れるほどじゃない。


それ以来、

何かに本気になるのが、少しだけ億劫になった。


春の光が校門を柔らかく照らしていた。


風間ハルトは少し遅れ気味に高校の教室に入る。背中に背負った鞄が軽く揺れる。


中学まで、特に熱中するものもなく、毎日をただ流されるように過ごしてきた。


高校では、少しでも自分を変えたい――そんな思いだけは、どこかにあった。




「やあ、ハルト。高校も同じクラスだね」


カエデはいつも通りの笑顔で手を振った。その手の動きには自然な軽やかさがあり、まるで何事もない日常の一場面のようだ。


中学からずっと同じクラスで、彼女の存在はハルトにとって安心できる場所のように感じられた。




「高校も同じってことは、また一緒にいられるね」


カエデの言葉に、ハルトは軽く笑う。心のどこかで、少し安心感を覚えた。




「ねぇねぇハルト、少し話があるんだけど…」


カエデが話しかけたその瞬間、先生が教室に入ってきた。黒髪をきちんとまとめ、凛とした雰囲気を漂わせる。




「先生来たみたい、この話はあとでね」


そう言ってカエデは先生の方に注目する。


(なんだろうか…まぁいいや、あとで話しかけてくるだろう)




「はい、みんな初めまして。私の名前は神崎瑞希よ。入学おめでとう」


瑞希先生の声は穏やかだが、どこか芯の通った力があった。


「さっそくだけど、入学式があるから移動するよー」


先生に促され、クラス全員が列を作って講堂へ向かう。




やがて入学式が始まり、校長先生の長い話が続く。


壇上の声は遠くに聞こえるようで、ハルトの頭の中には自然と別のことが浮かんでいた。


(とりあえず…俺がハマれるものかぁ…)




教室に戻り、新学期定番の自己紹介が始まる。




「土屋カエデです!趣味はエクリプスレインや買い物です!将来の夢はプロレイナーです」




エクリプスレイン――同時進行が売りのカードゲーム。


カエデはずっと続けているらしい。世界大会も開催されプロもいる世界的カードゲームだ。


彼女に教えたのはハルト自身だ。


当時はあそこまでハマるとは思っていなかった。




話を聞くと、カエデはショップ大会で優勝したこともあるらしい。


ハルトはほとんど大会に出たことはない。


正確には一度だけ出たことがあるがぼろ負けした


それ以降は大会とかめんどくさいと思っている。俗にいうカジュアル勢だ。


一応、新規パックが出たら購入はしているが、だらだらと楽しむ程度だ。




全員の自己紹介が終わると、担任の神崎先生の話が始まる。




「私から皆さんにひとつお願いがあります。部活動をぜひ体験してほしいと思っています」


(部活ねぇ…とりあえず、どんな部があるんだろう…)




ふと横を見ると、カエデが軽く微笑み、手を振っている。


俺も軽く振り返しておいた。




そして放課後。


俺は部活棟を適当にうろちょろしていた。




運動部は最初からパスだ。いきなり高校で入っても仕方がない。


文化部だと…美術部、科学部…。


その中で、一つだけ見慣れない名前が目に入った。




「エクリプスレイン部」




文字だけで、不思議な雰囲気を漂わせている。


(カードゲーム…?でも、何か面白そうかもな…)




部室を覗こうとすると、後ろから声をかけられた。




「あれ?ハルト…?」




そこにいたのはカエデだった。


「私、エクリプスレイン部だよ。見学?なら入ってみてよ」




カエデに連れられ、部室へ足を踏み入れる。


中学時代は無気力で、何も打ち込めずに過ごしてきた自分が、少しだけ胸を高鳴らせながら――新しい挑戦の一歩を踏み出す瞬間だった。




部室の中は、静かにカードやデッキが並ぶ独特の空間。


誰もいない部屋の中でも、どこか緊張感が漂う。


ハルトは机の上に目をやりながら、自然とデッキを手に取りたくなる衝動に駆られた。




「ここが、俺の新しい居場所…になるのかもしれない」




そう思いながら、ハルトは小さく息を吐き、部室の空気を深く吸い込んだ。

カードゲーム系を投稿しようとしたきっかけは

結局カードゲームって先行後攻で大勢が決するよねと思った時に

なら同時にターンを進行するカードゲーム作成してみようと思ったからです。

構想はあるけどカードゲーム化はできそうになかったので

頑張って小説⇒漫画家⇒ゲーム化!を目指していきたいです。

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