天の力を与えられたキミは最後に何を望むのか。
「ねえ、お母さん?」
「なあに?」
「お兄ちゃん、夜なのにいつもどこに行っているの?」
ある一定時刻になると、毎晩のように姿を消す兄。
疑問に思った少女は、遠ざかる意識を何とか保ちながら母親に尋ねる。
「お兄ちゃんは――――いいえ。蓮水家と鳳莱家の人達は、この世界を守るヒーローなのよ」
それから数年。
小学校入学を迎えた少女は、昔言われたこの言葉の意味を知ることになる。
遥か昔、謎の生命体【暗殺者-クンネ-】により人類絶望の危機を救った【天遣-テンケン-】と呼ばれる異能力者。
その子孫である蓮水家と、隣の家の鳳莱家は、代々あるしきたりを受け継いできた。
「天から与えられた力でこの世界の平和を守り抜く」
ごく普通の暮らしは送るものではなく、守るもの。
一変した暮らしの中、少女は何を思うのか。
これはごく普通の女の子だった蓮水羽花が、立派な天遣へと成長していく物語である。
※2022.08.19 連載開始
※知識のない作者が書いています。
至らぬ点ばかりですが、温かく見守っていただけると幸いです。
「なあに?」
「お兄ちゃん、夜なのにいつもどこに行っているの?」
ある一定時刻になると、毎晩のように姿を消す兄。
疑問に思った少女は、遠ざかる意識を何とか保ちながら母親に尋ねる。
「お兄ちゃんは――――いいえ。蓮水家と鳳莱家の人達は、この世界を守るヒーローなのよ」
それから数年。
小学校入学を迎えた少女は、昔言われたこの言葉の意味を知ることになる。
遥か昔、謎の生命体【暗殺者-クンネ-】により人類絶望の危機を救った【天遣-テンケン-】と呼ばれる異能力者。
その子孫である蓮水家と、隣の家の鳳莱家は、代々あるしきたりを受け継いできた。
「天から与えられた力でこの世界の平和を守り抜く」
ごく普通の暮らしは送るものではなく、守るもの。
一変した暮らしの中、少女は何を思うのか。
これはごく普通の女の子だった蓮水羽花が、立派な天遣へと成長していく物語である。
※2022.08.19 連載開始
※知識のない作者が書いています。
至らぬ点ばかりですが、温かく見守っていただけると幸いです。
0.蓮水と鳳莱
2023/09/06 22:43
(改)