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第6話 〜しょしょしょしょ少々!〜

「みんなやめ……!? 眩し!?」


みんなから魔法を放たれた直後、俺はお日様の下にいた。

いやこれがお日様というものなのか?


俺はずっと魔王城で暮らしていた。思わず例えに出たのがハラさんから学んだことだった。


青色の空というものがあり、そこにはお日様というカインという物がある。

メラ、ラメから幻で色々な物を見せてもらってきたが……これはそんな比じゃない。


「すぅーーーーーーーーーーはぁーーーーーーーーーーーーーーー」


空気が新鮮で、空気を吸う度に俺の肺が浄化されるような気がする。


「おい! そこにつっ立ってると邪魔なんだよ!」


空を見ていた俺は右隣から怒号が聞こえ、思わず俺は右を見る。


「え? 俺か?」


そこには絵で見たいわゆる、画家という男の人がいた。


「お前以外誰が居るんだよ! さっさと消えろ!」


「ああ、申し訳ないな」


と一連の会話をしたがあれはどう見てもヒューマンだ。俺と同じ人間だ。初めて見た……というかここは……どこかの国なのか?


ここは魔王城ではないのか?


「なぁ、おっちゃん。ここどこだっけ?」


「見たら分かるよな……俺は絵を描いてるんだよ!?」


「それはごめんって、だけどここはどこだっけ?」


「たっく、聞いてんのかこいつは……。ここはエラスラン王国の王都だよ。お前どうやって生きてきたんだよ」


「ああ、そうだったな申し訳ない」


エラスラン王国……魔族を殺すのに特化した白銀の聖騎士の部隊と強い冒険者が国を支えているというあの国か。


俺はおじさんにちゃんと謝り、歩き始める。


先程は真上を見ていたが、少し上を見てみると城があった。


そして人通りが多くなってきた、これがメインストリートという道か。


獣人、ヒューマン パルウム ドワーフ エルフ……人種差別がないと本には書いてあったが本当にいっぱい種族がいる。


間違いない、ここは人間が住んでいる場所だ。

本当ならこの人達を見ていたらもっと驚いていただろう。なのに驚かないのは魔族なのに人間の見た目をしている魔物とか、メラとラメやミケランのお陰だ。


「よし、まずはどうするか考えながら歩くか」


まずは魔王城に帰ってみんながどうなったかを見ないといけない。みんなが俺に魔法を放つ訳がない。


何か並ならぬ事情があったのだろう。誰かが操って俺に魔法を撃ったとは今思えば考えづらないな。


わざわざ下っ端の俺にあんな強力な魔法を撃つわけない。


「まずは魔王城がどこか調べる必要があるということか……」


ハラさんに教えて貰ったことがあるが、冒険者ギルドには冒険者、民間人に助言をする役人がいるらしいが……そこなら正確な位置が分かるかもしれない。


「あのー、すいません。冒険者ギルドってどこですか?」


俺は俺の横を通ろうとしていたおばあさんに冒険者ギルドの場所を聞いてみた。


「冒険者ギルドですか、えーーっとまずは5番通り抜け——」


「あ、方角を教えてもえば」


「あっちにあるわよ」


「ありがとうございます」


あっちか……よし、行くか。



◇◇◇◇◇



冒険者ギルドに着いたが……凄い大きいな。

外見はなんか凄く豪華。街並みもそうだが、魔王城の内観とは全く違う。


「お邪魔しま〜すって言ってもドアはないんだけど」


そうドアが無いのだ。何かの神殿みたいな作りで内装は豪華絢爛。


「ほえ〜人がいっぱいいる」


冒険者ギルドの中には冒険者ギルドの作りに似合わな屈強な人達がいっぱいいた。


みんな普通に『制御』を解除していない俺よりは強いが……幹部並みに強い人は居ないな。


やっぱり魔王軍てやばい奴らの集まりだったのか。


「う〜んと、あそこに行けばいいのかな?」


冒険者達が女の人達のところへ集まっているのを見える。ここに並べばいいのかと不安と共に列に並ぶ。


「この素材を見せれば絶対に俺たち昇格できるぞ! なんたってコボルトを3体も倒したんだからな」


「そうだねこれで私達もEランクに昇格できるよ!」


コボルトってレベル100の戦士とかが互角以上に戦える魔物だ。初心者の第1関門ってやつだ。言っちゃあなんだが『制御』を解除した俺の木刀だったら余裕で倒せるだろう。


「おめでとうございます、昇格を認めます。今日から貴方達はEランクです」


「「「よっしゃぁぁぁぁーーー! やっとFランクを越えられたーーー!」」」


目の前のグールプの順番が回ってきた時、受付嬢から昇格の確定を得めちゃくちゃ喜んでいる。

なんか初々しくていいな。


「今日は宴だぞ!」


「ああそうだな!」


3人組の人達は去っていきやっと俺の番になった。


「見ない顔ですね。冒険者登録ですか?」


受付嬢は顔を見て、思わず可愛いと思ってしまった。これが女性の魅力だと確信しつつまずは家族のことだ。


「いや、魔王城の場所を知りたくって」


「申し訳ございません。魔王城の場所は機密事項なので、冒険者ランクB以上の方じゃないとお伝え出来ません」


冒険者Bランク、レベル400以上の猛者がなれるランクだ。そのランクまでいかないと教えられない……それほどまでの手練ではなければ話せない理由があるのか?


まぁ、そんなことはどうでもいい。俺はまずBランクにならなければ魔王城には帰れないということだ。

しかも魔王軍に帰った時に冒険登録をしていたら何かと便利だろう。


「じゃあ冒険者登録してもいいですか?」


「はい。ではこちらの冒険者カードに魔力を込めてください」


受付嬢から出されたのは小さいカード、そこには何も記載されていはない。俺は受付嬢の言う通りカードに魔力を込める。すると冒険者カードが光り始め、カードに俺の情報が記載されていく。


そこには名前と性別、年齢、種族が書いてあるだけだった。


「見させてもらってもいいですか? この情報は厳密に管理しますので」


「はい、いいですよ」


俺は受付嬢に冒険者カードを差し出す。


種族が外れハイ・ヒューマンと書いてあるだけでなにも問題は無いだろ。


いやどちらかと言うとこの世に生きている外れハイ・ヒューマンなどいないから問題になることは目に見えているのだが……。


「名前はアイラ・ミーラ、性別は男、年齢は18歳。種族は……外れ……ハイ・ヒュー……マン……?」


案の定驚いている。


「しょ、しょしょしょ少々お待ちください!?」


受付嬢は席を外し、後ろへ消えていった。俺の後ろにいた人たちもざわつき始める。


「おいおい、冷静沈着のライちゃんがあんなに驚くなんて兄ちゃんどうしたんだ?」


「ああ、俺の種族に問題があってな」


「兄ちゃんの種族ってな———」


「お待たせしました!」


受付嬢が帰ってきた。そしてもう1人の結構歳がいった女性を連れてきた。その女性の姿も美しくまさしくハラさんに習った妖艶という言葉が似合う女性だ。


「こちらに来てもらってもよろしいでしょうか?」


「はい、分かりました」





評価が1ポイント、1ポイントと付けてくれた人が居たんですけど、評価は勿論嬉しいのですが、評価を付けてくれる人なんてそうそういないのにわざわざ1ポイント、最低評価を付けるということはよっぽど面白くなかったと教えてくれてありがとうとか、悲しいなとか思う人、この2つとのどっちかだと思うんですよね。


私は1ポイントくれたら事に対して嬉しくて盆踊りしましたね、はい。


まぁこのポイントの話をするということは話の内容が無くなってきたという事なんですよ。俺が損して誰も損しないことが起き始めたんですよ。


あー話の内容がないようー


by なに最後のダジャレ……と思った犬三郎



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