エンの活躍
ボスの娘は隣街に着くと用心棒をやっているエンを訪ねた。
エンは酒店で酒を飲んでいた。
「兄さん」
「どうしたリン?久しぶりだな」
「おとうさんが許すから戻ってくれ、と言ってました」
「オヤジが、また、なぜ、そんな事を言う」
「賭場が潰れそうなのよ」
「良い事じゃあないか。あんな店、潰れるが良いさ」
「そんな事言ってる場合じゃないのよ」
「まあ良い。オヤジがそこまで言うのなら、帰ってやっても良い。明日帰る。今晩はお前、泊まっていけ」
「約束よ」
「わかった」
その頃、チャンは隣街に着いた。
いつものように酒店に入り茶と饅頭を注文する。
店内を見回すと1人で酒を飲んでる男が気になった。
そこへ、人相の悪い男達が入って来た。
「オヤジ、酒を持ってこい」
1人で酒を飲んでいた男の目が光った。
男達は散々飲み食いして店を出て行こうとした。
「お客さん」店の主人が慌てて言った。
「なんだ」と男達が言う。
「お代をまだ頂いてないんですけど」
「今度来た時、払うよ、信用してないのか?」
「信用してない」と1人で酒を飲んでいた男が言う。エンだった。
「なにい」そう言って男達は椅子と机を蹴飛ばしエンに攻撃を仕掛けた。
エンは棒を手にし迎撃した。
男達は形勢不利と見て、「金を払うから勘弁してくれ」と言って金を払って出て行った。
その有り様を見ていたチャンは見事だと感心した。




