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チャン新たな旅立ち
チャンは橋の下で野宿していた。
ロンの事が気になっていたが博打と酒には付き合えない、と思った。
「ややっ、いたぞ」男達が河原に降りて来た。
賭場の連中だった。
男達がチャンに襲いかかる。
チャンは男達の攻撃を巧みにかわしながら、拳脚で相手を倒していく。
全員倒して酒店に行った。
ただならぬ雰囲気だった。
死人はロンだった。
その頃、ボスは苛立っていた。
「ボス、河原で皆やられました」鼻血を出してアザだらけの男が報告に来た。
「馬鹿者、とっとと消えろ」ボスが言った。
「おとうさん、お兄さんに頼んでみたら」娘が言った。
「エンか?アイツは勘当した」ボスが言った。
「でも、このままでは賭場は潰れますよ」娘が言う。
「わかった。お前が隣街まで行ってエンを呼び戻してくれ」
「はい。行ってきます」娘が答えた。
チャンにとってロンの死はショックだった。
しかし、旅を続けなければならない。
いつまでも感傷に浸るわけにはいかないのだ。
それが武者修業の旅というものだ。
チャンは旅立った。




