第九部「友情」
熱き。
第九部「友情」
勇者一行より先に魔王を倒そうと、男僧侶のシュイロと女騎士のイトは旅に出た。
戦士のヤマガイを仲間に加え、薄暗い森をさ迷っていた。
「フッフッフッ……。」
「どうしたシュイロ。生意気そうに。」
「いや生意気そうにってなんだよヤマガイ。」
「で、どうかしたか。」
「いやぁ、やっぱ実力はあるんだなぁと。」
「倒したのはイトちゃんだろ。」
「……。」
「回復魔法しか使えねぇくせに調子に乗ってんじゃねえ!!」
「何様だお前は!お前こそ戦ってないだろ!!」
「いいんだよ!俺は!」
「何でだよ!?」
「俺は戦士だからだ!」
「意味が分からねぇ!」
程度の低い喧嘩だ。
「二人とも。」
「ん?どうした、イト。」
「戦ったの私だけ。」
「ああ。」
「そうだな!」
「……。」
「ヤマガイ!その斧は飾りか!?」
「斧版業物だよ!お前こそその手腕は飾りかよ!?」
「飾りじゃねえよ!」
「分かってるよ!お前の実力は俺が評価してらぁ!」
「なっ、なんだよ!お前の腕力に敵うやつなんていねぇよ!」
「ああそうだよ!」
「ヤマガイ!」
「シュイロ!」
二人は抱き合った。
……そして、イトは呟く。
「なんだこれ。」
僧侶も世界を救いたいを読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
……訳わかんねぇ!
それでは、また2日後。
Thank You。