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僧侶も世界を救いたい  作者: アフロペンギン
8/70

第八部「ダンジョン」

救いたいのよ。


萌葱色の変奏曲もよろすく。

 第八部「ダンジョン」




 勇者一行よりも先に魔王を倒すべく、旅に出た男僧侶のシュイロと女騎士のイト。

 新たに戦士であるヤマガイを加え、隣の国を目指し始めたのだが……。



 ・・・・・・・・・



「薄暗い森だな!!」

「ああ。」

「オイオイ、テンション上げろよシュイロ!!」

「うるさい通り越してうざいな。」

「こんなところじゃあ、下級モンスターとか出そうだよな!」

「いや出るよ。」

「……え?」

「出るよ、ここ。薄暗い森だし。」

「……は?え?」

「いやだから、出るんだって。何?事前情報も無しに来たわけ?」

「嘘だろおいいい!!やだよ帰りたいよぉぉ!!」

「うわっ!?……いや、狼狽えすぎだろ……。」

「そういうお前らは何で平気なんだよー!!」


 シュイロとイトは顔を見合わせた。


「俺たちは……。」

「…………。」

「俺たちはなあ……。」

「何度か仕事で戦ってる。」

「マジかよ!?俺だけ仲間外れ!?」

「ヤマガイは、この前まで伐採を職にしてたしな……。」

「でも大丈夫。」

「ああ。これから慣れていけば、すぐに俺たちみたいになる。」


 キマッた。

 そう思ったシュイロだった。


「ん?ごめん、聞いてなかった。」

「何で聞いてないんだよ。今良いこと言ったのに、恥ずかしいじゃねえか。」

「小さい事は気にすんな!まあ、モンスターが出たときに考えればいいだろ!行こうぜ!」

「真っ先に死ぬパターンだ、それ。」



 ・・・・・・・・・



 さらに奥へと進む。

 隣国へ進むシュイロたち。

 この薄暗い森を避けて通れない事は無いが、時間がかかるうえにかなり遠回りである。


「モンスターを倒せる実力があれば、普通に通れる森なんだが。」

「シュイロ。」

「あ?どうした、イト。」

「下級モンスターが飛び出してきた。」


 彼らの行く手を阻む水色のモンスター。

 オムツひよこである。

 体長40センチのオムツひよこは、オムツを履いた水色のひよこ……という認識で間違っていない。


「来たぞ!」


 シュイロは僧侶である。

 直ぐ様後衛に移った。

 戦況の把握も大事な役割だ。


「イト、いけるか?」

「任せて。」


 剣を構える、女騎士のイト。

 鎧を身に纏う彼女は、勿論前衛だ。


「ヤマガイも前に出てみるか?」

「あ、あたぼうよ!」

「てやんでい!じゃあ前に出な!!」


 乗ってしまった。

 引かれた。

 目が全てを物語っていた。

 冷たい視線に、シュイロは……。


「いや別にいいだろ!?」

僧侶も世界を救いたいを読んでいただき大変恐縮です。

いかがでしたか?

やっぱり初ダンジョンは森が多いよね。

それでは、またお会いしましょう。

Thank You。

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