第五十一部「ノリと記憶」
どうしよう。
第五十一部「ノリと記憶」
勇者一行よりも先に魔王を倒すべく、旅に出た男僧侶のシュイロと女騎士のイト。
薄暗い森を抜けられない彼ら。
再度チャレンジをしてみたが……?
・・・・・・・・・
「奇跡だ……奇跡が起きたぞイト!!遂に森から出られたんだ!!」
「うん。」
「しかもちゃんと隣国側に!!やっべぇよ……これ夢じゃないのかよ……!?」
「確かめてみる?」
「ああ!」
「うん、じゃあ思いっきり股間を蹴り挙げてみる。」
「そこはほっぺたつねろうよ!?」
「……軽率だった。ごめん。将来役に立たなくなったら私が困る。」
「何でお前が困るんだよ……。」
「勃たなくなったら困る。」
「いやそれはマジで困るわ。……ってか女の子がそんなこと言うなよ。」
今さらだが。
本当に今さらだが、イトはよくそっちのネタを言う。図書館でも確か言っていた。
……いや、二人で図書館に行った覚えは無いが……。
あれ?
じゃあ何でそう思ったんだ?
「どうしたの、シュイロ。」
「え?あっ、いや、何でもないよ。それよりやっと隣国に行けるんだ……。ほら行こうぜ!」
「うん、二人の式場はもうすぐ。」
「んなもん無いわ。」
駆け出す二人。
俺たちの戦いはこれからだ!
「…………あれ?何か終わる流れ?いやまだ終わらないけどね!?」
「ギョーギョギョ!残念だが貴様らはここで終わる運命なのサ!!」
「誰だ!?」
突如として響く謎の声!
姿を現したのは……!?
僧侶も世界を救いたいを読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
救ってよ僧侶。
それでは、また2日後。
Thank You。




