第四部「酒場その2」
早速寝落ち。
第四部「酒場その2」
勇者よりも先に魔王を倒すため、雲の国を旅立った男僧侶のシュイロと女騎士のイト。
魔王のことを知るべく、故郷に戻り酒場で情報を集めていたのだが……。
「上手くいかないな……。」
「うん……。」
「そもそも、魔王のことを知っている人が少ないんだよな……。危機感なさすぎだろ……。」
シュイロはオレンジジュースを一口含んだ。
「……ふぅ。」
「シュイロ。」
「ん?」
イトに名を呼ばれた。
「もういっそ諦めない?」
「この物語終わりますが。」
「このままゆっくり、二人で過ごすのも悪くない。」
「……え?それは告白と捉えても……?」
「殺してやろうか。」
「まだ死ぬわけにはいきません。」
「なら口を慎め、人間風情が。」
「いやお前も人間だろうが。」
いつものごとく漫才のような会話をする。
「違う町に行った方がいいんじゃないか?」
「そうかも。じゃあ行こう。」
「待て待て。隣の国に行くまで、危険が沢山だ。しっかりと準備して出発しよう。」
「じゃあ次は道具屋回だね。」
「そういうメタ発言やめろよ……。」
僧侶も世界を救いたいを読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
それでは、またお会いしましょう。
Thank You。