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僧侶も世界を救いたい  作者: アフロペンギン
2/70

第二部「出発」

ゆったりと救いたい。

 第二部「出発」

 

 

 

 武器の才能が無く、僧侶になったシュイロ。

 彼は勇者よりも先に魔王を倒すべく、愚痴仲間であった女騎士イトとともに、旅に出たのであった……。


「……さっ、そういうわけで旅に出ましたが……。」

「うん。まずは魔王について調べないと。」

「そうだな。」

「やっぱり好きな食べ物があるはず。」

「……は?何それ。」

「好きな食べ物。」

「いや、知ってどうするんだよ……。」

「それは……その……毒を仕込む……。」

「くだらなっ。どこの世界に『美味そうなリンゴだフッハッハッハッ……ぐあああ!?』みたいに死ぬマヌケな魔王がいるんだよ。」

「くだらないのは貴方のほう。寒い一人コント。」

「それはだな……。」

「売れない芸人。」

「誰が売れない芸人だ。」


 町を出て、二人草原で語らう。


「さて、どうしようか、イト。」

「リーダーのシュイロが決めていい。」

「そう言われてもな……。」

「何か困りごと?」

「まず魔王の居場所すら知らないし。」

「あーあ、勇者一行に手柄とられるー。」

「嫌みな言いかただな。」

「私の名誉がー。」

「いや名誉目的でやってたのかよ。せこいなオイ。」

「せこいって何。目的は必要、夢があるから輝いて見える。」

「開き直ってんじゃねえか。」

「それで、どうするの。」

「やっぱりほら……聞き込みだろ。」

「聞き込みなら任せて。」

「おっ、なんだよ。自信あるのか?」

「うっふん。私の美貌でみんなイチコロ。」

「殺しちゃダメだろ……。」


 ……一歩進んだと思いきや、足踏みしているだけではなかろうか。


「しかしまあ……。情報は必要なんだ。一度町に戻って話を聞いてみよう。いつもの酒場なら、何か分かるだろ。」

「おー。」


 斯くして、シュイロとイトは町に舞い戻った。

 結果、ふりだしに戻っただけだ。

僧侶も世界を救いたいを読んでいただき大変恐縮です。

いかがでしたか?

今日もゆったり。

それでは、また2日後に。

Thank You。

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