第十八部「愛は重し」
ずどーん。
第十八部「愛は重し」
勇者一行よりも先に魔王を倒すべく、旅に出た男僧侶のシュイロと女騎士のイト、男戦士のヤマガイ。
イトの愛により、彼らの生まれ育った町はほぼ壊滅。町の人々はヤマガイを始めとしゾンビと化した。
状態異常回復の魔法を会得していないシュイロは、イトを連れて道具屋へとやって来たのだった。
・・・・・・・・・
「しかし……無いな。薬。」
「ちんけなお店。」
「……。いや半分くらいはお前のせいだろ。」
「えっ……?」
「そんな初耳ですみたいな反応されても。」
「……えっ、本当に分からない。」
「白々しいなオイ。一から説明するのも面倒だし……。」
「それなら大丈夫。分かってるから。」
「分かってんじゃねえか!!」
イトのペースに振り回される……。
いつもの事だが、それではやられたい放題だ。
「いいか、イト。もしゾンビ化を治す薬が無かったらどうするんだ?」
反省してもらいたい。
「シュイロと二人きり。嬉しい。」
「ダメだこいつ……。」
僧侶も世界を救いたいを読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
イトは薬を取っとーと?
それでは、また2日後。
Thank You。




