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僧侶も世界を救いたい  作者: アフロペンギン
15/70

第十五部「気持ち」

んー?

 第十五部「気持ち」




 勇者一行よりも先に魔王を倒すべく、旅に出た男僧侶のシュイロと女騎士のイト。そして、戦士のヤマガイ。

 突如ゾンビ化したヤマガイを治療したいが、シュイロは状態異常回復系の魔法は習得していなかったのだった……。



「えっとー……。イト?」

「何?」


 いつもの酒場で話す、シュイロとイト。


「あのさ、お前の持ち物見せてもらっていい?」

「断る。ゾンビ化の薬なんて持ってないし。」

「持ってるだろ!!分かりやすい反応だな可愛いなオイ!!」

「可愛い?」

「ああ、可愛い。素直だと尚更。」

「私は綺麗と言われた方が嬉しい。」

「ぐっ……!」


 おだてる作戦を見破られていたか。


「しかしだ、イト。実際どうなんだ?このまま旅を続けるなら、ヤマガイの力は必要だと思うけど。」

「そう?」

「ああ。っていうか親友だし、治してくれ。」

「……。」


 何かを思案しているようだ。

 顎に手を添えて、若干視線を下にずらした。


「……。」

「イト?」

「そもそも旅に出てない。」

「いや出てるよ!?未だに地元でくすぶってるけども!」

「……。だから、ヤマガイがいてもいなくても一緒。」

「一緒……じゃないだろ。アイツいるのといないのとじゃ、場の和みが全然違うだろ。俺たちが殺伐としすぎなのかもしれないけど。」

「……シュイロは。二人は嫌?」

「嫌じゃないけど、それとこれとは別だ。旅の途中でも○○○(自主規制)は出来るんだから。」

「そういうのは求めてない。」

「あ……そう……。」


 ちょっとガッカリ。


「嫌ではないのなら、私は二人がいい。」

「イト……。」


 普通なら、ここであーんな展開やこーんな展開になるのだろうが、そうはならないのがこの物語だ。


「いいか?俺たちの目的はあくまでも勇者より先に魔王を倒す事だ。そうして、俺たちの方が優秀だったと証明するんだろ?」

「……私は名誉のため。」

「ああ、うん……そうだっけ……。と、ともかく、俺たちが先へ行くためにはヤマガイの力が必要なんだ。」

「……。」


 中々、首を縦に振らない。

 どうしたもんか……。


「……ん?そういえば、ヤマガイは?」

「知らない。」

「えっ……。もしかして置いてきた……?」

「私はそうした。」

「俺もそうしちゃったよ!!ヤマガイー!」


 シュイロは慌てて外へ出た。

 すると……。


「ウゥ……。」

「グオォ……。」


 そこには、ゾンビ化した町の人々がいたのだ。

「えええええええええ!?何この展開!?」

僧侶も世界を救いたいを読んでいただき大変恐縮です。

いかがでしたか?

次回から、ゾンビサバイバル編に突入だ!!

……え、マジ?そういうのを迷走って言うんじゃ?

まあまあ!大丈夫だろ!多分!

それでは、また2日後。

Thank You。

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