第十四部「状態異常」
2日後に読める可能性低い説。
第十四部「状態異常」
勇者一行よりも先に魔王を倒すため、旅に出た男僧侶のシュイロと女騎士のイト、そして戦士のヤマガイ。
神殿にて傷を癒した三人は、再び旅に出ようと思ったのだが……。
「……お腹空いたな……。」
「うるさいシュイロ。」
「いや、うるさいって……一回しか言ってないだろ。」
「あーあー。」
「聞けよ。っていうかお前の方がうるさいわ。」
「シュイロが悪い。」
「……。もういいよそれで。」
「やーい私の勝ちー。」
「なんだこいつ。」
雲の国の公園で話す二人。
「そういえば、ヤマガイは?」
「さあ。」
「なんだ、イトも何も聞いていないのか。……どこに行ったんだ……?」
「うう……。」
後方から、ヤマガイのうめき声が聞こえた。
「うわっ!?どうしたヤマガイ!?」
「ああ……助けてくれ……シュイロ……。」
「待ってろ、すぐに手当てをしてやる!」
シュイロの得意技は回復魔法(っていうかそれくらいしか出来ない)。
両手をヤマガイに向けた。
「待って。」
「なんだ、イト。」
「それはゾンビ化。治癒ではなく、状態異常回復魔法じゃないと。」
「なっ……!?っていうかよく分かったな。」
「……。女の勘。」
「今の不自然な間はなんだ。……え、まさかお前……。」
「シュ、シュイロ…………俺、さっきイトちゃん」
ドカ!バキ!
「ちょっ、イトさん?何故ヤマガイを蹴った?」
「気のせい。」
「気のせいで済む問題じゃないと思いますが!?」
……どうすんだ?
僧侶も世界を救いたいを読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
この足踏み感。
それでは、また2日後。
Thank You。




