表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/26

1-4 出会い

俺は二人目の敵、ガルシアを倒した翌日、神を呼んだ。まずは白の使いから。

「今回はどのような用事でいらっしゃるのですか?」

「黒の呪いの組織と接触するとき、または黒の組織が動いたときの被害をどうにかして食い止めたいんです。なにか、方法はないんですか?」

「ありますよ。あなたの携帯端末に」

「え、俺のスマホに?」

「そして、もう1つ、あなたの能力を使えば」

「その能力ってなんだ?」

設定(プログラム)

設定(プログラム)だと?俺のスマホに設定を行うと、黒の呪いの力を感知することができると白の使いは言った。

「特別にもうひとつ能力を教えておきましょう。それは、接続です。」

「接続?」

「そうです。接続と設定の2つの能力を使えば、相手が使っている能力を自分にコピーしたり、その能力を使えなくしたりとできます。接続の詳細は、普通に対象者の名前のあとに接続と宣言すればその能力が使われますよ。そのあとに設定(プログラム)と叫べば、あとはあなたの自由ですよ」

「つまり妹よりも強くなることもできると?」

「それは無理です。あなたの妹さんの能力はコピーすることはできませんから」

俺は少し落胆しつつも妹の強さを再発見できたことに喜びを感じた。

「では、健闘を祈ります」

白の使いは去っていった。早速と言わんばかりに俺のスマホに設定(プログラム)を利用して黒の呪いの力を感知できるようにした。


それから数日後。俺のスマホが、黒の呪いの力を感知した。神影と神子を呼び、その当該の場所へ急いだ。まだ、被害はない。俺はスマホを見た。発動者の場所が記されている。俺はそこへ急いだ。

「黒の呪いの力を出したのはお前か?」

「ああ。そうですよ。さぁ、始めましょう」

開門(パラディアン)

俺達はまたあの場所に来てしまった。

「私はレーン・カソリーナ。黒の呪いの組織のトップ4の1人さ。能力はバースト。相手の能力の発動を解除する」

能力の発動を解除だと?

(こんなのに勝てるわけないよ。逃げよう、龍君)

(逃げない。あいつを放っておいたらまた被害が出てしまう。今倒すんだ!)

(わかった。憑依する)

(待て!あいつの能力を思い出せ!)

(大丈夫だって。私あいつには見えてないから)

(じゃあ頼む。無理はするなよ!)

「神子!精神破壊(マインドブレイク)だ!」

「わかった」

神子は心に直接語りかけるように弱みを握っていく。俺はチャージブラストの準備をしていた。しかし、憑依も精神破壊も効いていない。どうすればあいつに勝てるのか。そのときだった。

開門(パラディアン)!」

誰かがまた入ってきたのか。敵か?味方か?入ってきたのは意外な人物だった。神影はその姿に驚きを見せた。神子も見とれている。5人組だ。まさかっ!?「ドリームズ」のメンバー全員だった。

「俺は榊拓斗(さかきたくと)。ドリームズのリーダーにして、黒の呪いに対抗するもの」

「僕は中藤神人(なかふじかみと)。同じくドリームズのメンバーにして黒の呪いに対抗するもの」

「同じくっ!私は藤邨一樹(ふじむらかずき)

「同じく、俺は青山不二夫(あおやまふじお)

「同じく、我は富田信二(とみたしんじ)

「俺達、ドリームズ!」

ドリームズのメンバー、なぜここに?黒の呪いに対抗するものってことは白の呪いの力を持つものか。

「レーン!お前の好きにはさせないぜ!いくぞ!」

消去(アビリティブレイク)!」

拓斗が出したその能力は驚くことにレーンの能力を使えなくした。

「次は俺だぜ!分析!こいつの能力値は俺達以下だ!」

神人の能力はなんと、レーンの力を数値化した。

「私の番ですね。拘束!」

一樹はそう宣言すると、レーンの動きを封じた。

「俺の番だぜ!封印!」

不二夫が叫んだあと、レーンは動かなくなり代わりに魂のようなものが現れた。

「我の力でお前は最後の瞬間を迎える!破壊(ブレイク)!」

魂は四方八方に散り、レーンの肉体は倒れこんだ。戦いは終わったのか。俺達はもとの世界に戻った。

次回

白の呪いに選ばれていたドリームズのメンバー達。これから先、どうなっていくのか、全てを聞いたとき、龍達に襲いかかる悲劇とは!?

楽しみに待っててください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ