大変な帰り道
そんなこんなで、家に帰る時間になった。
“やっと帰れる〜今日1日が凄く長く感じた”
と思って居たら…
「おい!舞衣華帰ろうぜ」
“は?何で?昼だけじゃないの?”
突然佐原・茨・前田がやって来た。私の頭の中には?がたくさん飛んで居た
「昼一緒に食べた中やしな〜一緒に帰ろうや舞衣ちゃん♪」
“な 何〜⁉︎ふざけるな〜昼は強制とか言ってたからでしょ!帰りも強制にするつもり〜!そもそもこいつらと一緒に居たら本当に過去が知られるのも時間の問題になっちゃうじゃん!初日でバレるとかシャレになんないって”
「今日は、用事があるから先に帰るね」
「用事なら仕方ないね 分かったじゃあまた明日ね〜奈々ちゃん♡」
“だから語尾にハート付けなくていいからってかいらないって”
そして私は即家に帰った
家に着いた舞衣華
「ただいま〜」
“って言っても誰も居ないけど…”
両親は2人して旅行好きだからそっちゅう家に帰って来ては旅行に行く。もう世界一周してるんじゃないかって感じでそれで私は2人がどこで仕事してるのかなんて分かんないけどね、なのでこの家には私1人で住んで居るんだ
“はぁ〜2人が旅行好きだから私は中学の時に荒れたってゆうのにね、2人共『暴れたい時に暴れなさい』とか『これも立派な青春ね♪好きになさい』とか言って無関心だったから荒れる事をもう諦めた、そして今にいたる 多分明日も気が抜けないだろうな……”
そして私の1週間が始まった。朝は普通に学校に行って4人に会い、放課になったら4人と他の生徒との喧嘩が始まる
“そもそも皆授業を受けてるって事だよね…以外に真面目?まぁこの学校は大きな問題事がなければ大抵は許されるらしいけど…”
そして昼になったら屋上にて5人で昼食、帰りは毎日何故か『一緒に帰ろう』って誘われるけどなんとか交わして家に帰って居た。そんな平穏?な私に不穏な気配が漂って居た事はまだ私は気づいて居なかった。
※「この学校にあの女が居るんだな」
「はい…確かにここだと下っ端から聞きましたが、しかしここは男子校ですよあの女は本当に居るんでしょうか?まさか⁉︎男だったとか!」
「お前は馬鹿か!ここは最近共学になったんだよ居てもおかしくないさ、まぁ男じゃなく男子になりすますって事も出来るだろうがそれならもっとうまくやるだろう。」
「じゃああの女に負かされた連中を集める準備は進めていいんですか?」
「あぁ あの女を潰すためだったら何だってやってやるからな 頼んだぞ」
※「はい」
“⁉︎ 今悪寒を感じたような……気のせい?いや、違う3度も経験したから何か有るはず次は何処の奴らが来るか分からないさすがに4度目ってなると警戒がおこたれない気おつけよう”
「どないしてん?舞衣ちゃんボ〜としとったで」
今は昼休みだから皆でご飯中
「え?別に何も」
「ねぇ〜奈々ちゃん、今日は一緒に帰れる?」
“馬鹿の1つ覚えか!毎日毎日聞いて来るなんてどんだけ一緒に帰りたいんだ!あんたらは!”
「えっと…… 塾に通い出したから無理かな……」
「そっか〜残念だな〜」
“さすがに無理有り過ぎでしょ!そもそも毎日聞かれるから理由が浮かばないって”
「奈々実お前いつも何かと用事があるな、たまにはなんとかならないのか?いつも聞いて居る身にもなれ」
さすがに1週間も経てば、永橋が私を呼ぶ時フルネームじゃなくなって名字で呼ぶ様になった。
“まぁいつまでもフルネームはどうかと思い私が『フルネームは辞めてほしい』って言ったんだけど さすがに怪しむのね…”
「おい舞衣華この学校に居る限り塾なんて必要ないぜ」
「い 一様と思って…」
“そんな事は分かってるよ!けど理由が見つからないんだもん 帰りまであんたらと一緒とかごめんだから ね!”
「せや!塾なんてサボったらええやん!」
“いやいやもし、塾に本当に行ってたらまずいと思いますけど”
「学校でも勉強しとるのに塾でも勉強しとったら頭がパンクするで」
“しないよ!そもそも学校の授業自体あまり聞いてない奴に言われたくないって”
「ちょっとそれは無理かな…」
「奈々ちゃんちょっと真面目過ぎだってもっと楽に行こうよ」
「考えとくね あ!ゴメン私先生に頼み事されてるんだった、だから先に戻るね」
私はそう言ってなんとか逃げた
舞衣華が出て行った後
※悠大ストーリー
「奈々実の奴何か隠してないか?」
俺がそう口に出すと3人が不思議そうだった。
「何言うてん悠は少し考え過ぎやで」
「そうそう奈々ちゃんはちょっと天然な変わった子だよ」
「まぁ少しは、悠大の言ってる事分かるような気がするけどな」
「馬まで…それやったら舞衣ちゃんの後付けたらええやんか」
「「「⁉︎」」」
突然錬治がひらめいたかの様に提案した
「ナイス家電!大も仲も俺も気になってるからちょうどいいじゃん!」
「ちょー待てい!その中に何で俺が入ってへんねん俺かて気になってしゃーないわ!」
“俺は別にどちらでもいいがな まぁあいつが何かを隠してるのは確かなんだが探るほどじゃないだろ”
「じゃあ決まりだな帰りに舞衣華の後を付けるぞ!」
「「おぉ〜〜‼︎」」
“なんだかんだ言って仲馬も乗り気なんだな”
その頃舞衣華は
私は、明日の嘘に付いて考え中だった
“う〜ん さすがにもう限界なんですけど…今日、塾って言ったからしばらくは大丈夫だと思うけどなんかツッコンで来そうだし………とりあえず明日の事は明日考えよ”
そして帰り
私はいつも通りに帰ろうとしたが…
“な 何で何で⁇付けられてるんですけど〜〜‼︎ヤバイじゃんどうしよう 災厄〜”
私は普通に歩きながら考えてた
ボソ「奈々ちゃん塾ってどの辺に行くんだろうね」
ボソ「知らへんけど寄り道せいへんのかな?」
ボソ「塾行くような真面目だぜそんな事しないだろ」
“このまま歩き続けるのは大変危険だ さて、どうするか…駅に向かう?いや 余計に怪しまれる塾へ入ったフリをする?いや 入り口まで付いて来る可能性があるじゃあ残るは撒く(まく)しかない!”
私は少し足の速さを早める事にした
ボソ「あれ?ちょっと早くなった?」
ボソ「気のせいとちゃう?」
ボソ「どうでもいいから早く行くぞ!この先は人の通行が多い場所だ見失うだろ!」
「お前ら何処まで付いて行く気なんだ?」
「「「多分…塾まで…」」やと思う」
「はぁ〜」
私は人混みの中に紛れ込んだ
“人混みの中をひたすらジグザグに歩けば多分これで撒けるはずってか絶対撒く!”
「あ〜くっそ!何でここは人が多いんだ!」
「奈々ちゃんが見えなくなりそう…」
「これやったらちぃーとばかし近づいた方が良かったんとちゃう?」
「家電馬鹿か気づかれるだろ!」
「せやから家電言うなやって」
「家電ってやっぱり馬鹿だったんだね〜 たまに良い事言うから感心してたのに〜」
「ちょ たっくんなんやねんその哀れみの目ーは酷いやん しかも2人して馬鹿って言いよってまるで俺が何も考えてへん見たいやん!」
「「え?何か考えてるのか?」」
「え?今は何も考えてへんよ」
「「やっぱり馬鹿だ」」
「…おい錬治その辺にしとけ」
「せ〜や〜から〜錬治言うなって ん?ちゃうちゃう今当たったわ」
「……どうでもいいが奈々実何処行った?」
「「「え⁉︎」」」
4人はあたりを見回して見てたけどそこには舞衣華の姿は何処にもなかった。
「あ〜〜見失った‼︎」
「ここで諦めだね…」
「舞衣ちゃん歩くの早いで…」
「………」
“そろそろ撒けたかな?”
私は少し後ろを振り返って見た
“はぁ〜危なかった〜やっと帰れる〜”
と思い歩き出そうとしたら…
「あれ?奈々実じゃあね?」
“え?ま まさか⁉︎”
私は咄嗟に振り返った。しかしそこに居たのは…
「あ!本当だこれは俺達にチャンス到来か?」
“こ こいつら確か中学の時に私に負けた奴ら”
「ここで会ったのも何かの縁ってか」
「やられっぱなしってのも尺だしな」
ボキボキ ボキボキ
彼らはあからさまに手を鳴らし出した
“ちょ ちょっとちょっとこんな人が多い場所でやる気⁉︎ってか私、今日厄日?絶対今日の運勢悪いよ”
「覚悟しろよ〜」
「今までの借り返させてもらう」
“ヤバイ!こうなったらあれをやるか”
「あ!何あれ‼︎」
私は何も無い所を指差した
「「え?」」
案の定2人は振り返ってくれた その隙に私は…
“逃げる!あいつらが追いかけて来る前に!あ〜もう何で私がこんな目に!”
「「あーー‼︎はめられた‼︎」」
その後私は、家までの帰り道を全速力で走って帰った
※錬治ストーリー
どーも茨錬治やで いや別に呼ばれた訳や無いんやけどな なんとなくやまぁーそれはどうでもええねん 今日舞衣ちゃんの後付けたって思ったんやけど舞衣ちゃんってやっぱり天然なんやな〜って俺らが後ろで付いて来てんのに気ーつかへんかった なんや舞衣ちゃん見ってっと女子ってききかん?(危機感)ちゅーもんが無いんやな〜って思うてしまうわ 舞衣ちゃんを見失ってしもうた後な俺達は
「明日も付いて行くか?」
「仲それ、ストーカーになるけどいいのか?」
「う……。」
「アハハハ馬がストーカーっておもろいやん」
「うるせー家電!」
「家電言うなや!せやけど何を隠してんのやろ?俺達もう友達見たいなもんやん」
「さぁ〜な 俺らも帰るぞ」
「大は気にならないのか?」
「別に」
「悠大寄り道して帰ろうぜ」
“悠や馬が思うとる通りやったらホンマに何を隠したいんや舞衣ちゃん…”
家に着いた舞衣華
「はぁ…はぁ…はぁ…なんとか家に帰れた」
私は気になったので携帯を開き星座占いを見た
『今日のあなたはラッキーな日かも♪突然運命的な出会いをしちゃう予感♡でも後ろには気をつけて落し物をするかもしれないよ(^_^)』
“……半分当たって半分ハズレてるってかアンラッキーの間違いじゃあないの⁉︎確かに運命的な、出会いは会ったよ!災厄のね!”
「あ〜もうやめよ私には他に考える事があるんだ」
“そう、あいつらの事とだ…あいつら2人は雑魚だから別に気にしなくても大丈夫だと思うけどまた会ったら厄介だな〜どうするか”
「はぁ〜その時に考えよ今考えても仕方ないし」
そう思いながら私は考えるのをやめた




